十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

タコとミチコ。

この週末の東京(正確には幕張)出張で、東京の友人に会ってきました。メンバーはかつて一緒に高知に行き、昨年は福井〜金沢旅を楽しんだガロさんandヨーコ夫妻と、永遠の独身男世田谷氏。最初に軽くゼロしようとビアホールのようなお店に世田谷とふたりで入り、まずはビールで乾杯。「ここはメンチカツが有名なんですよ」とメニューを見ながら世田谷が勧めてくるけどそれはストップ。「あかん、このあと居酒屋で食べるやん。激しめはやめとこ」とあきらめ、地味にくわいの素揚げとネギのぬたでやることに。「でさあ、その居酒屋さんは何が美味しいの?」と聞くと、「うーん、確かタコのおでんが有名ですね」「タコ?」「はい」「あのさ世田谷、タコのおでんと言われても、まったくときめかん」と、ここからタコ談義に。だいたいタコの料理って限界あるよね。期待を超えてきたことがないわ、と言うと「関西の人ってタコ好きなイメージありますけどね」「たこ焼きだけやし、特に好きなわけやないで」「じゃあタコ料理で一番好きなのなんですか?」と聞かれ、うーんうーんそうやなあ強いて言うなら「タコの天ぷら?」と回答。そして彼がかつて岡山で食べたタコ尽くしのお料理の話になり、「美味しかった?なんか忘れられへん一品あった?」と聞くと、「‥‥‥ないですね」。ほらあ!やっぱりタコ料理ってそんな感じやねんでー。この後の居酒屋さんでどんなタコおでんが出てくるかやけど多分期待以上にはならんと思うなーとやいやい。

 

 

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その後ヨーコがやってきて、久しぶりの再会を喜び、ヨーコからお土産を渡される。「これね、村上開新堂で扱ってる山本道子のクッキーなの」「山本道子?誰?」と失礼ながら私はスイーツ界もクッキー界もとんと疎いのでまったくすごさがわからない。「村上開新堂そのものではね、予約どころか紹介が無いと買えないクッキーがあるのよ」は?クッキー買うのが紹介制なの?なんとまあ。「道子のクッキーも予約しないと買えないのもあるんだけど、これは普通に買えるやつ」といただいたのはチーズ味とシナモンフレイバーのセット。ワインと一緒にいただこうと思ってます。

 

ビアホールのような店を出て予約してくれていた居酒屋へ移動。ガロさんもやってきて4人で乾杯し、オーダーにはやっぱり試さとかないかんタコのおでん。

 

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ほんま普通やで。これで700円ほどするわけ?「いただいてみましょう」と世田谷が先陣を切ると「‥‥普通ですね」の感想。わたしもひとつ取り、辛子をつけていただいてみるも、「うーん。想像通りのそのままの味やな」としか言えない。その後ころころと自然とお皿に残ったタコたちは「責任持ってボクが」と世田谷のお腹に入っていきました。タコにはじまったこの夜、会話が尽きずにころころと流れるように深夜まで楽しい時間が過ぎていきました。