十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

ここのところの私たち。

わりかし元気にやっています。先週の日曜日はうちの妹アオコが「メキシコ料理作るから食べにけえへん?」と誘ってくれまして、2人で実家へ。(なぜにメキシコ?)と思いつつ、バクバクいただきました。ほんと美味しかったなー。高島屋に寄れる時間に帰るつもりが結局夜までいてたしね。昨日は昨日でうちの会社で「コロナをぶっ飛ばせ」パーリーを突然やることになり、とーちゃんも参戦。「こんなときやからなみんなで発散できることやらんとな」というボスの考えで、うちのメンバーのご主人がやっているスペインバルさんにケータリングをお願いして、鴨やら牛やら豚やら肉肉しくたっぷりいただきました。にーさんありがとうございました。みんなで楽しい時間を過ごせてほんとうれしかったです。発散したした。

 

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とーちゃんは近所のスポーツジムに入会して、平日毎日通ってます。昼に2時間半たっぷり筋肉を痛めつけてるらしい。ただコロナの影響か他の人がほとんどいなくてガラ空きなんやって。「だからマシンの待ち時間がなくてしんどいんよ」言うてましたけど、それ普通に休憩したらいいんじゃね?やん。ま、そんなふうに昼間を過ごし、家に帰って晩ごはんの支度をしてくれています。

 

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サイゾーのいない時間は穏やかで静かです。晩年のことが鮮明に思い出されますが、出来るだけ昔の頃を思い出すようにして「よう噛まれたなあ」「何回も流血したな」「ほんでよう吠えたしうるさかったでな」と話してました。昔の写真を引っ張り出して、毎日会社に連れて行ってた頃のことも記憶の底からほじくり出しました。子犬の頃から知恵のついた子で、サイゾーを置いて2人で出かけようとしたら片足を上げて具合悪そうにしてるので、約束をキャンセルして急いで病院に連れていくと何にもなくて「あんたまさか仮病!?」ということもありました。人間みたいなところがあって、ある程度年齢を経てからはだいたいどないしたいのかわかるようになりました。サイゾーが寂しい思いをしないように出来る限りのことはしてきたと思う。そう思ってええんかなと思ってる。だから私はあまり後悔がないです。この胸に抱きしめてやることはもうできひんけど、この胸の中に入ってずっとここにいてると思ってる。でもとーちゃんはまだそんなふうに思えへんらしくて、それは晩年を24時間一緒に過ごしてきたからこそのいろんな思いがあるんやなと理解してます。毎日仕事に出て行く私とはやっぱり状況が違う。その深い悲しみにちゃんと寄り添って見守っていく覚悟もしました。

 

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明日、わたしは久しぶりにチリチリパーマをあてに行きます。たぶん過去にないほど思いっきりチリチリにしてきます。変わるんや、今年のこれからのわたしは変わるんや、その一歩にしてきます。