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十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

世界でただ一人の人。

今回のブログは、いつかあなたが扁桃腺マッサージを受けることになった場合にとてもためになることでしょう。ただいま私は病院に来てまして、先ほど扁桃腺マッサージを終えたところです。これから皮膚科の診察を受け、15時半頃までこの待合室でひとり何もせず過ごさなければなりません。トイレも飲食もダメ、ただ時を過ぎるのを待つだけの地獄。せめてゴロンさせてくれやー!

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予約時間の12時前に耳鼻咽喉科の受付を済ませると、ほとんど待つことなくまず検温。その後採血と検尿を済ませて再び待合室へ。これからだいぶ待たされるんやろうなーと覚悟していたら、意外とあっさり名前を呼ばれた。診察室の扉を開けると、そうやなあ、年は30代半ば以降かな、割に若い男性の先生でした。名前は大ちゃん。真面目そうやけど柔らかな雰囲気の先生です。大ちゃんは私の症状のおさらいを一通りして、このマッサージの意味や扁桃腺がもたらす疾患について丁寧に説明。そして「ちょっと喉見せてもらえますか」と言われ、あーんすると「確かに大きいですね」と少し驚いてる様子。そらそうや、子どもの頃からしよっちゅう熱を出しては喉を腫らしてきたこの私、他のことは何も自慢出来んが、扁桃腺のデカさなら誰にも負けへん。

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「それでははじめましょうか」とゴム手袋をおもむろにはめ出す大ちゃん。「これ、かなりキツいですよねえ」と言うと「そうですね。皆さんえずかれますね。よだれも出ますが気にせず出してください」と受ける容器を渡される。ストップウオッチが大ちゃんに手渡され、椅子に座った状態のまま大ちゃんの人差し指が右の扁桃腺へ。
涙が自然に頬をつたう。うげっと声がもれる。看護師さんが私にティッシュの束を渡す。それでもマッサージは続く。タッチは想像していたほどキツくないけど、この違和感。止まらぬ嗚咽。「あかん、このままやったら5分なんて我慢できん!」と察知した私、腹に力を入れてできるだけえずかないように意識を払う。(楽しいことを考えるんや。楽しいこと楽しいこと、何があったっけ)と思っていたら「まだ2分半です。あと半分ですね」と指を動かしながら大ちゃんが言う。思わず「うげっ」(まだっ?)とカエルの鳴き声のような声を出す私。ところが、

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気がつけばえずきが止まり、ごっつナチュラルな状態でマッサージを受けられるように。ようやく右側が終わって「慣れるもんですなあ」と言うと笑う大ちゃん。「少し休みますか?」と聞かれたけど、この体得した感覚を忘れたくないので「いや、やってしまいましょう」と左の部スタート。途中で咳き込んだりしたけど、ほとんどえずくことなく終わりました。人間の力ってすごいな。後半なんかちょっと気持ちええとさえ思えてきたもんな。扁桃腺がマッサージ受けてコロコロ喜んでる姿想像したわ。可愛かったわ。

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ただいま待合室の一角をまるでプライベートルームのようにして時が過ぎるのを待っています。さっき皮膚科の診察を受けたらマリちゃんが「扁桃腺マッサージ大丈夫だった?辛かったでしょう?」と言うてくれたけど、まさか最後は気持ちよかったなんて言われへんしな。へへへ。
扁桃腺に起因する掌蹠膿疱症であるかどうかは白血球の変化で見定めるらしく、この後血液検査と検尿をもう一度して、来週また結果を聞きに来ることになりました。薬が効いて、手足ともに随分良くなってきてて、マリちゃんも喜んでくれたんやけど、マッサージを受けて扁桃腺が関係してたらこの一週間でまた悪化するんやって。「扁桃腺がかなり大きいので関連してると思われますね」と言う大ちゃんに「大きさと関係するものなんですか?」と聞くと「後、凸凹感があるかもですね」「私のはどうでした?」「…少しありましたね」だって!私の扁桃腺のタイプまで分かってるのは世界でただ一人、大ちゃんだけや。長い付き合いになるかもやな。よろしゅう頼みまっせ。