十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

秋の高知旅.2安和へ。

秋の高知旅の初日、高知市内から高速で西へ向かって約1時間で須崎に着いた私たちはとにかく腹ペコで「お昼をどこで食べようか」と話していました。須崎といえば鍋焼きラーメンで有名ですが、猫舌の親父には難易度が高くてムリ。「琵琶湖やってへんかな?」「琵琶湖閉めてるって話やったような」「きっとやってるよかーちゃん。信じて向かってみよう」と言うのでさらに西へ。琵琶湖とは須崎市街地からうちの田舎の安和に向かう間にあるドライブインで、定食やラーメンやオムライスもあるパラダイス。行ってみると開いていて「よっしゃ!」とウキウキで入りました。

 

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親父はラーメンを、私は悩みに悩んでエビフライ定食をチョイス。小鉢も味噌汁もちゃんと作られていて何よりタルタルソースが手作りなのがうれしい。いわゆる中華そばの親父好みのラーメンにも具がたくさんで良心があふれている。「琵琶湖を信じてよかったな。久しぶりに来れてよかった」と完食しました。

 

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ここからターンの安和の家はあっという間です。クルマを停めて家に向かうと「その時間はいてへんかもわからん」と聞いていたターンの妹ハルちゃんが出迎えてくれる。おまけにサーくんもいてる。サーくんとはうちのお母さんのいとこにあたり、サーくんといいつつお年はもう60代。予想外に2人で出迎えてもらい、「まあ上がり」とお家に入ってまずは神棚に向かいます。

 

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きれいに飾られた神棚には笑うターンの遺影が添えられ、2人で手を合わせる。この家で20年近く毎年毎年お世話になったことの感謝が湧いてくる。ハルちゃんに聞くと最後に会えたのは亡くなる6日前。食事を自分でとれて、しっかり話せる状態やったけれど医者に「今度発作が起きたら間に合わなくてもう会えなくなるから今のうちに会っておきなさい」と言われたのだそう。その先生の言葉通り、ターンは6日後に発作を起こして亡くなった。ハルちゃんは「ほとんど苦しまんとあっという間に逝ってしもた。先生の言う通り間に合わんかったきね。せやけどこれで良かったんよ」と言う。そうやね。私もそう思う。90を過ぎてボケることもなく、最高の逝き方や。きちんと生きてきたターンへの神様の贈りものなんやなきっと。

 

50日を済ませて納骨をしたばかりというので(神式は49日じゃなくて50日なんやって。この1日の差はナニ?)サーくんが墓まで連れて行ってくれるという。クルマで向かってターンにもターンのご先祖さまにもありがとうと手を合わせる。空が青くて風が気持ちいい。これからはここにも挨拶に来るね。

 

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ターン家に戻ってハルちゃんとサーくんとしばらくお話しすることに。ハルちゃんはターンよりもはるかにきれい好きの働き者で見た目は小さくてガリガリなんやけどやっぱり姉妹で顔はターンに似ている。近所に住んでるのに今はターンが寂しがるからとここに寝泊まりして片付けを進めているよう。どこもかしこもさっぱり整っていて、いつも一緒に飲んで食べて話していた台所のテーブルに気持ちのいい秋風が入り込んでくる。「ハルちゃんしっかり食べてるかあ?そんなにガリガリで」と言うと「煮物食べてるで、肉はそんなに好きやないき」「お酒は飲むの?」「飲まん飲まん。せやけどたまあに日本酒は飲むかね。ゆっくり飲めるしね」と話しているとターンと話してるような気持ちになってくる。ハルちゃんがいれてくれたインスタントコーヒーがやけに美味しい。「サーくんはどないよ。ちゃんと治療してるの?」と聞いてみる。サーくんは肺がんになり最近再発が認められたらしく抗がん剤治療に通っている。「もうさっぱりや。ちょっと歩くのも息が上がってしもうてかなん。メシも旨うないし」と嘆く。安和地域で生息する虎班竹の仕事をずっとしてきて、ムカデが出てもティッシュで簡単に処理してくれる頼もしいサーくん。何があってもここにサーくんがいてくれるから安心やねんから弱気になってもろたら困る。「ちゃんと先生の言うこときいて治療してよ。また元気なサーくんに会いたいねんから」と伝えて安和を出ました。

 

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夜、ホテル近くの居酒屋で土佐鶴を飲んだらやたらに美味しくてDNAが震えているような感覚に。私の中の半分を占める高知の遺伝子が喜び迎えてくれているように感じました。その後ググって探した「BARコリンズ」へ。ジントニックの後にマティーニなんかを飲んでいたら、ほろほろと泣けてきた。ターンのいないあの家で喜んで迎えてくれたハルちゃん。病気とたたかいながらもたくさん話してくれたサーくん。何もかも変わっていく寂しさと、この日このときに私たちは迎えてもらえたんやという確かな実感がこっちゃになって押し寄せる。あそこできっとターンは「よう遠いところから来てくれたね」とニコニコしながらいつものようにいたに違いない。「とーちゃん、来てよかったな。私ら迎えてもらえてるな」「ほんまやな」と言いながら、この日の天気のように晴れ晴れとした気持ちになっていました。

 

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秋の高知旅1.ごめんねひろめ市場編

高知で毎夏お世話になっていたおばさん(てかおばあちゃん)の通称ターンにお別れと挨拶をするために、11月4日5日の一泊二日で高知に行ってきました。いつもはクルマで高知に行ってますが、今回は荷物も少ないので阪急交通社のパックツアーを選択。新幹線で岡山まで出て土讃線の特急南風に乗り換えて高知駅へ。須崎の安和まではレンタカーを利用し、高知市に戻ってビジホに泊まり、2日目は15時過ぎの南風で帰るプランです。これで2人で旅行代金49000円、ホテルでクーポン6000円もらえてかなりオトクやったのではないでしょうか。

 

とーちゃんと2人で電車で高知に行くのは初めて、高知市内に泊まるのも初めて、でしたが、事前にあまり調べずに成り行きに任せることに。今回は2日目のチェックアウトした後の私たちの行動について反省と感想をまとめておきます。

 

***

ホテルを出たのは朝9時半頃。なんやかんやと話し合って一旦高知駅のロッカーに荷物を置いて高知城に向かうことにしました。天気は快晴のピーにしてカン!1キロほどの駅までの道を歩き、ロッカーに荷物を押し込んで身軽になり、城をめざしてまた歩きます。「商店街を通り抜けたら城に着く」と親父が言うので、大きな商店街に入ってから城のある西へ。まだ時間が早いので店はそんなに開いてないけど広い商店街なので歩きやすい。しかも日差しを避けられるとテクテクしていたら、おや、あれは。

 

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「とーちゃん、ひろめ市場や!」「ほんまやな」「なあちょっと休憩しようや。ビール飲も、ビール」「えー。ボク昨日のお酒がまだ抜けてなくて二日酔いキュミなんよ」「そんな時こそ向かい酒やろうが。一杯だけでええやん。城に行くんやし」と親父の腕を取り中へ。ちなみに皆さんはひろめ市場をご存知でしょうか。よく高知からのグルメレポート番組なんかで出ていますが、この中にいろんなお店がひしめき合っていてテーブル席があり、食べ物や飲み物を各店で買って好きな場所で飲んで食べられるシステム。私たちは行ったことがないくせに、これまで「こんなところは観光客が行くところでぼったくられるに違いない」と決めてかかっていました。ところが

 


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ビール一本のはずがやめられない離れられないパラダイス。何がいいかというと店の数の多さとメニューの豊富さ。どんぶり、揚げ物、麺類、アテ、刺身、カレー、寿司と食べものがなんでもあって、しかも高知の名物も多く、ついつい次に食べたいものを探してしまういわば大人の泥沼フードパーク。瓶ビールの2本目を開けたあたりから「もう城行かんでええんちゃうか」と案の定親父が言い出し、「次は焼酎にしよかな」とそっちのネクストプランで頭をいっぱいにしている。「ごめんねひろめやな、とーちゃん。あんな風に言うてたけどさ、やっぱり体験してみると印象違うもんやな」「ほんまやほんまや。すまんかった!ひろめ市場!」と親父は焼酎へ。ここでみんなと飲んだら楽しいやろうなあと想像し「あのさ、千円でこれは高知ツウなメニューを買ってきなさいゲームしたらおもしろいな」「世田谷あたり千円超えてごついの買うてきよるで」けけけとさらに妄想。ちなみにどのお店もPayPay対応済みで、お支払いも楽ちん。空いたお皿やグラスを下げてくださる回収チームが巡回するシステムもおもしろく「歴史があるだけに時代に順応してきはったんやなあ」とついつい長居してしまいました。

 

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15時まで時間がまだあるので高知城の手前にある高知県立博物館へ行くことに。山内容堂展をやっていて、酒臭い2人で鑑賞しました。3階からのぞむ高知城に「こんな高台にある城に言ってたら体力筋力死んでたな。よかたよかた」と勝手に納得してふらふらと高知駅に向かいました。

 

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結局ほぼひろめ市場で過ごした2日目は予想外な楽しさで満足した高知旅。次回は本来の目的であるターン家の訪問についてまとめます。こっちもちょっと予想外やったのよ。

 

 

 

 

スイートチェンジの顛末。

今週は水曜日から2泊3日の関東出張でした。最初は木金の一泊予定でホテルを取っていたのですが、後から水曜日にも仕事が入り同じホテルに泊まりたいので連泊をオーダー。ホテルから電話があって「同じ部屋で連泊可能です。ただし初日分は現地でのお支払いになります」との条件を承諾しました。ところがチェックインするや否やアズスーンアズ「こちらの手違いで初日の部屋が取れておりません。申し訳ありません」とのこと。はい?なんだそれ。「そのため当ホテルの最高クラスのスイートにご案内します」と切り返されて「う、うん。ほなしゃあないな」と黙るBBA。ミステイクをハイランクで補おうとするよくあるパターンとわかりつつ、まあ良しとしたろと最上階のスイートにホテルのお兄ちゃんと一緒に部屋へ向かいました。

 

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うん、広い。螺旋階段のメゾネットタイプでぱっと見は確かにハイクラスです。が。「2階はトイレとバスルームになっております」というお兄ちゃんにちょっと待った!「あのさ、やっぱり広すぎるわ。トイレが2階ってかなり使いにくいから明日は部屋を変えられるならお願いしたい」と伝えるとちょっと怪訝な顔をしてすぐに確認いたしますと部屋を出た後「明日は本来のお部屋に変更可能でございます」とのことなので、一晩だけこのスイートを使うことにしました。うーん、めんどくせー。

 

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お友だちとの食事から戻って改めて室内をチェックしたら、いろいろとわかってきた。これは2階にトイレと風呂がある不便さだけではないぞ。まず電源が少ない。部屋が暗いので電気を全開にして探すと、あっちこっちから延長コードで引っ張り出している不細工さ。イキってデロンギのポット置いてるけどこれどこに挿すねんな状態。スマホの充電場所をなんとか確保して、ふーと椅子に座る。1階には鏡がないのでこりゃ化粧するのも全部上でやるってことか。トイレには洗面台があるもののタオルがなくてどこで手を拭くの?と首をかしげる。古いホテルをリノベして無理くりええカッコに仕上げたつもりなんやろな、でもこの部屋粗だらけやでと思いつつ視線を前にやると

 

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私が座ってるこの椅子、なんか落ち着かんし座り心地悪いなあと思ってたらコケでおなじみ新婚さんいらっしゃいの椅子やん!ぷぷー言いながらこっちもコケそうやわ!誇らしく案内されたスイートやけど、所詮リノベで体裁変えただけの薄っぺらい仕様でビジホの限界やなとつくづく感じたわけです。ちなみにこの最上階には他にも部屋があって、たまたま朝に清掃中の部屋の扉が開いてたのでチラッと覗いてみたら、1階がとても狭いメゾネットでおそらく私の部屋はこのホテル一番のハイクラススイートだと思います。私にとっての満足度は低いけどね。

 

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さて2日目。荷物を運んでもらい本来のダブルルームに移動しました。手が届くところに電源がある便利さ、そこにトイレとバスがある普通。1人なんやからこれでいいのよ、充分なのよ。「スイートにしとけばクレームにならんやろ」と思ったやろホテルの人たちよ、そうはいかんのやで。学びや。もう間違うなよ。ほんであの部屋のトイレにちゃんとタオル置いときや。

行けない理由。

9月21日(水)の朝、いつものようにお弁当を作ってさあ会社へ、と出かけようとしたとき、同僚からのSkypeに気づいた。何かと思って見るとコロナの陽性になったという内容。前日に約1時間、一緒にランチをしたので(私は彼の向かい側)この瞬間から私は濃厚接触者になってしまった。リモートになるとしてもパソコンが必要なのでひとまず自転車で会社に行き、ボスの見解を確認したところ「症状が出てないなら会社にいていい」とのこと。念のためと持参していた体温計で熱がないかをチェックしつつ仕事を進める。とはいえやはり落ち着かない。なんとなくしんどくなってるような気がするのは単なる気のせいか。人間って簡単に左右されるよなと思いつつ仕事にかかる。

 

昼前にお母さんと妹2人と私の4人のLINEルームにメッセージが入っていることに気づいて見ると、高知でずっとお世話になっていた通称ターンが朝9時頃に亡くなったとあった。詳細は何もわからないと。先日ブログに書いたように、奇跡の復活を遂げて自分でご飯も食べられるようになってたというのに。危篤の知らせもなかったのに。濃厚接触者状況と突然のターンの死で「なんでこんなことに」という思いしかわいてこない。ともかくちゃんと仕事を済まそう。ひとつひとつ終わらせようと気持ちを切り替えてまた仕事に向かう。時おりLINEを覗きながら。

 

その後の知らせでお通夜のようなものはなく、24日(土)の13時からいわゆるお葬式(神道なので葬祭というのかな)が執り行われることがわかり、お母さんと妹2人は高知に向かう準備にかかる。私は濃厚接触者であり、3日間ほどは発症する可能性があることから高知行きは諦める。とーちゃんも事情を理解してくれて「10月か11月に2人で墓参りに行こう」と納得してくれた。幸い私は今のところなんの症状もなく無事にしている。そしてお母さんと妹たちは今朝5時に大阪を出て高知に向かった。長らく会えなかったターンに最後の挨拶をするために。

 

さっき妹から届いたLINEでは、ピンクの口紅をつけてもらって穏やかな表情だったらしい。コロナが落ち着いたら、来年の夏には、と思いながら結局こんな結末か。3年前にターンの家の倉庫にある荷物を取りにいく必要があったときにも、直接私たちが取りに行くことは憚れ、わざわざ地元の親戚に荷物を出してもらって引き上げることがあった。近づくことさえ許されないあの状況。「来ないでくれ」と言われるあの心境。誰が悪いわけではない、全部コロナのせい。もしコロナのない世界がパラレルであるのなら、まったく違う結末になっていたような気がする。そんなことを考えてもなんの意味もないけど。

 

90歳を過ぎたおばあちゃんが亡くなった、ということは天寿をまっとうできてどちらかと言えば「苦しまなくてよかった」とされがちなことやけど、今回私はなかなかそうは思えない。サイゾーのいない夏もあそこで過ごしたかった。「お帰り」と迎えてほしかった。「のりちゃん」と私を呼ぶ声を聞きたかった。ターンの作る味噌の少ないお味噌汁を食べたかった。「今日も川に行くんか」と言われたかった。川から帰ったときに「早うこっちおいで」とクーラーのきいた部屋に招いてほしかった。ささやかに話す誰かの悪口とか噂話を聞きたかった。「来年の夏まで元気でおるんやで」と言いたかった。暑い日でも雨の日でも国道まで出て手を振ってくれるターンをバックミラー越しに見たかった。冷たくなったターンにさえ会えないのは全部コロナのせいやないか。なんやねんお前は。

 

お母さんが棺に入れると用意したのがこの写真。こっちを見てるのがお母さん、その左隣は父方のおばあちゃんで抱かれてるのは私。後ろで微笑んでるのが若き日のターンです。生まれてからずっとつかず離れず見守ってくれてたんやなと改めて思えて、泣けて泣けて悲しくて腹立って腹立って仕方ないです。

 

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気まま屋。

台風で行動が制限されたこの三連休の初日、地下鉄で一駅隣の九条にとーちゃんと出かけました。この日はいつものお母ちゃんのお店に行く前に、親父が見つけた小さな中華料理店に行くプラン。「7席だけやから混んでるかもね」とか言いながら扉を開けるとあらお客ゼロ。瓶ビールと餃子、焼豚を頼んで軽くランチとします。

 

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きっちり包んでないこの餃子、なかなかクセになる味。包み方は大雑把やけど餡はきめ細かくてきちんと作られてることがわかります。1人一人前をペロリしてビールもちょうど2本飲んでごちそうさま。さあお母ちゃんとこ行こかと向かっていたら、何でも屋みたいな雑貨屋を発見。表にはラーメンやらの食料品が積まれててよくみると1コ50円とか3つ100円とかの激安に思わず引き寄せられる私たち。「かーちゃんこのラーメン買おうよー」と親父が言った一言で買う気スイッチ発動。見るだけモードから買うモードになり、「とーちゃんカゴ持ってきなさい」と店内を物色しました。

 

奥に入ると韓国ラーメンや調味料、コスメもあってぐいぐいと引き込まれてしまう。私が使ってるBBクリームのファンデが3分の1くらいの値段やし、大容量の商品も安っ!と声出るくらいやし、気がつけばカゴにぽいぽいの入れ食い状態。たとえばこの化粧水、

 

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1リットルで確か700円くらい。親父用やからこんなんで充分なのよ。とーちゃんは小顔ちゃんやからこれで3年くらいもつんちゃう?安い安い。いっぱいのカゴのお会計をして店を出ようとしたら、とーちゃんがまたなんかをじっと見ている。親父が見ていたのはごろごろ転がるとてもいい加減な状態のワイン。「かーちゃん、これイタリアや。品種はわからんけど690円やて。瓶も重たいしええやつやと思うで」と言う。こんな風に外に転がってるのブショってる確率大!大!大!やで、ええんか?と言いつつさらに物色するとバローロ発見。気になるお値段は

 

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1800円!2010年のバローロ1800円!買いました。この2本を買って、最初のやつを昨日飲んだけどセーフ!そしてかなり美味しい。バローロがブショってないことを願うばかりです。

 

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エコバック2つにたんまりの買い物をしてようやくお母ちゃんのお店で乾杯。お母ちゃんに「そこの雑貨屋みたいなとこでようけ買うてしもうたわ」と言うと、「あそこなー。みんなようあそこで買い物してるわ。気まま屋いうてな、オーナーが韓国の人なんや」と教わる。なるほどそれで韓国食材やコスメもあったんか。ほんま気ままなラインナップやったで。「かーちゃん今度あの店行ったらさあ、あの全身洗えるやつ買っていい?」と言う親父。頭も髪も体も洗えるやつはええけど、あの商品青汁エキスやったで?青汁で全身洗いたいか?ほんま気まま屋、安いだけじゃなくて何に出会えるかわからん面白さあるわ。また必ず行くから気ままな品揃え頼むよ!

クマちゃんがパートナー。

高知で妹に「太ったらあかん」と言われてから、止まっていた体重計に電池を入れ、ダイエットアプリを使うことを決めました。今やありとあらゆるダイエットアプリがあって、探すのもめんどくさいのでうちの会社のダイエッター女子に聞いてみることに。「あんな、めんどくさいのあかんねん。とりあえず体重と体脂肪を記録できるくらいでええねん」と言うといろいろと勧めてくれるうちの女子。大阪市がやってるアプリは運動量などに応じてポイントくれるとか、こっちは情報読めたりサンプルももらえますよとか。ポイントなあ。貯めても結局使えへんしなあ。その情報系も結局広告やん?あたしくらいになるとわかってることばっかりやしさ(ならとっととやれよと言う勿れ)。わかた、じゃあこのクマちゃんのにするわ。とにかく記録からコツコツやっていって、もっと機能を必要に感じたら他のを使うわ、とモーストシンプルなクマちゃんアプリをDL。これに毎朝の体重を記録することからはじめました。

 

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体重の推移を見ているとおもしろいもので、突然1キロくらい落ちることもあればスーっと上がっていたりしている。測り初めの体重から上がることは今のところなくて、小さな上下の波をこの半月ほど繰り返しているのがわかる。この変動は脂肪じゃなくて体内水分。水分量と塩分がおそらく影響しているんやろう。脂肪がこんなに毎日変動するわけあらへん。ただ「毎日測る」という習慣で、ほんのちょっと食べることを意識しはじめたので、平均的な体重は0.5ほど下がったかな。これもすぐ戻る範囲なので油断なりません。

 

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さてこれからどうするか。息を吸うても太るお年頃になってしもうたので、脂肪を減らすにはそれなりに劇的なことをしないと変わらないことはわかってる。前回のブログに書いた河内音頭の師匠への弟子入りについては予想以上にみんなに勧められたけど、今の状況では門真まで通う余力は残念ながらナイ。まずは毎晩の親父メシの食べる量を減らし気味にして、寝るまでの時間をとる。お腹すいて起きるくらいにする。バランスボールで腸腰筋をつける。ついでに軽くストレッチする。というだけでも怠け癖のついた私には結構なハードルよ。飲んだら眠たくなってしゃあないもんなー。これができたあかつきには運動開始か。歩くとか走るとかやるんか?私。イラチな私には向かん気がするけど走りたくなるんか?私。実は最近、やるならキックボクシングやなあと強く思うようになってきて、体験だけでも行ってみようかと考え始めております。

 

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こないだの健康診断で安定の「脂質異常」をくらったので、健康面でもダイエットはマストになりました。1年後にウエストキュッとなるようにほんまの本気でやらなあかん。クマちゃんに励ましてもらいながらやっていくので、とーちゃんには親父メシのカロリーオフをよろしく頼みます!私の管理栄養士に任命や!

 

 

出会ってしまったふたり。

盆休みが明けてすっかり日常に戻った翌週末に近所の盆踊り大会が開催されました。この2年間はコロナで中止になっていて、今年はやると知った尻からダンサーの私はそわそわ。踊るの久しぶりやしちゃんとできるやろか、いやいや子供のときから踊ってる河内音頭、そうそう忘れるはずがないと、近所の者だけが配られるドリンクチケットを見ながらニヤニヤしていました。もうサイゾーいてないし、とーちゃんと2人で気兼ねなく出ていける初めての盆踊りなので「行く前に軽く引っ掛けよか」となりまして、

 

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会場にほど近い居酒屋で酒and腹ごしらえ。盆踊りは18時半くらいからやってるけど、ちびっ子タイムが大半なので私のようなプロは急いで行かない。「21時前に入るくらいでちょうどええわ」とクーラーのきいた居酒屋で日本酒までたしなみ、トイレも済ませてさあ行こうか。私のステージへ。

 

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この日はうちの会社の女子も何人か来ていてみんな踊る気満々のよう。大人タイムの9時台は江州音頭でだいたい始まってゆるやかに進み、徐々に河内音頭でヒートアップしていくのがよくあるパターン。私は河内音頭しかやらない派ではあるけれど、2年ぶりということでならしを兼ねて江州音頭の輪に入ってみました。私服の少し慣れた風のおねえさまの後につき、踊りを覚えようと何周か回ったところでおねえさまがクルっと私を振り返り、「この前の人な、お師匠さんやで。めちゃくちゃ上手やからこの人について行き」と言いながら輪から外れていくおねえさま。は?と驚きつつも背の高い青い浴衣の男性について踊ると確かにまったく違う。一切乱れのない動き、指先まで張り詰めた美しさ、針金でも入ってんちゃうかと思うほどの背筋の伸び。ほう、確かに師匠や。好きでもなかった江州音頭が、師匠の真似をしてみるともっと上手くなりたい、近づきたい気持ちになっていく。踊るということはこういうことかと目が醒める。私はいったい何をしてきたのか。(え?

 

その後河内音頭に変わり、静かなバージョンから激しいバージョン(知らない人はググってみて)へと踊りは続く。離れるもんかとぴったり師匠について河内音頭も踊ったけど、激しいバージョンに変わった途端師匠は輪の一番内側に移動され、さらに激しく踊られているようなので私はいつもの我流で踊り続けた。周りを見るとヤングが多く、男の子たちもいちびりながら楽しそうにやっている。そうやんな、今のコって授業でダンスやったり、TikTokで自ら動画あげたりするくらいやもん、恥ずかしさはあんまないわな。とか思いながら汗だくで河内音頭をやり尽くし、終わりとともにとーちゃんの待つ席に戻りました。すると私たちの前にフリーな状況の師匠が!「とーちゃんあの人!すごいねんめっちゃすごい師匠やねん」というや否やアズスーンアズ師匠のもとに駆け寄り、お声をかけて記念撮影してもらいました。その際「良かったらどうぞ」と師匠からお名刺をいただいたのです。感激〜🧡

 

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翌日の土曜日は雨予報だったので昼から2人でライフに行こうとなり、その前に定食屋さんでお蕎麦のランチに。話題は自然と師匠の話になり「すごかったなあ」「痺れたわ」としみじみしているといただいた名刺のことを思い出した。せやせやと改めて出して見てみると、師匠は踊りの会の会長さんで「河内音頭江州音頭フォークダンス」と書いてある。うん、フォークダンスまで極めておられるのか。まずは名刺に書いてあるホームページに飛んで会の概要を確認。すると親父がある記事に目を止めた。「かーちゃん!ちょっとここ読んでみ!」と言われ、思いっきり文字を拡大して読むと【会員へのお誘いに名刺をお渡しすることがあります。ぜひ入会をご検討ください】的な内容。え、ちょっと待ってよ。私を誘ってくださってたわけ師匠いや会長。それならそうとはっきり言うてよう。場所はどこなわけ?門真かいな遠いがなとやいやい。「かーちゃん、やってみたらええやん」って親父は言うけど、師匠の教えはかなり厳しいはず。50代にして新たな境地に行くのか私。真の河内音頭のプロを目指すのか私。この1枚の名刺から新しい人生が開く予感が芽生えたわけです。チャララーン!

(って入会せんけどな