十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

S-美学の違い。

昨日、うちの実家メンバーと焼き肉だったのですが(一応とーちゃんの誕生日パーリー)、その前のゼロ次会で妹アオコと飲んでいたら「お母さんな、もうねーちゃんがビルトインコンロに変えること知っててん。昨日ブログに書いたばっかりやろ?お母さん毎日覗いてるんちゃうかなあ。母の愛感じたわ」と言われ、じーーーーん。めったと、出張のときしか更新しない現状を反省し、もともとこのブログはお父さんとお母さんに我が家の暮らしぶりを知ってもらうために始めたという動機を思い出し、できる限りショートブログを更新していこうと思います!できるか不安やけどがんばるわ!でもあくまでもショートやで!

 

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早速ですが今日のホットなネタ。今日帰ったら我が家の台所にこんな収納シェルフが新設されていました。「ナニコレ?」「いやさ、棚のところをもっとすっきりさせたくてさ、ほらここにもここにも収納できるんよ。キッチンペーパーもほらこんな風に!調味料も置けるよ。便利やね、かーちゃん♪」とプレゼンテーションする親父。うーん、正直に言おう。好きじゃない。貧乏くさい。我が家は貧乏やけど貧乏くさいのはあかん。「ダサい。ダサすぎる」と私が言うと「な、なんでよー!」と親父は反抗するが、これは便利かどうかでなく美学の問題。とはいえマリアな私のこと、親父の思いは汲んでやりたいのでしばらく使ってみますけどね。どうなんかなこれ、年越せるかな。却下になるかな。もしくは意外と便利なんかな。使ってみてまたその後をお知らせしまーす!

今度は蛾次郎。

おはようございます。すっかりご無沙汰ですね。先週の日曜日は今治に仕事で行ってましたが、ほれ、飛行機やしあっという間やからブログ更新でけんかった。sorry。さーて、師走。いつのまにか師走。なんやこれ師走。仕事はあとひと踏ん張りな感じですが家のこといろいろやらないかんからまあめんどくさいね。実は今、大阪ガスさんを待ってるんやけどビルトインコンロを変えようと思ってましてね。これ年内に間に合えば掃除がひとつラクになるやん?いひひ。大阪ガスさん早よう来てー!

 

てなことでガスさんを待っている間に先日起こった出来事を。以前書いた「ハエ太郎」のことはみなさん覚えていらっしゃいますか?あのネタ、多分今年一番のアクセスやったんやけど(それもどうかと思うが)どういうわけか先日、こんなやつが我が家にやってきました。

 

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サイゾーと一緒に帰ってベランダでサイゾーの足を拭き拭きして部屋に入ったときになんとのうよぎった違和感。あれ?壁になんかおる?と凝視したら、ひやあ!虫やん!「とーちゃん!とーちゃん!なんかおる!!」と虫博士の親父に見てもらったら「ああ、これは蛾やな」ならしい。蛾?なんでまたこんなとこに?どこから入ってきた?てかでけえよ!「こいつ動く?てか飛ぶ?害ある?」と聞いたところ「飛ぶけどまあ害はないやろ。後で処理するわ」と冷静ジジイ。ひとまず晩ご飯を済ませてから退治しようとなりました。

 

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飲みながら、食べながら、チラチラと気になる蛾次郎。でかいハエの次はでかい蛾てどういうことやねん、虫界でうちのことが話題になってるんかしらなどと思いながらまた蛾次郎の様子をチラチラ。「かーちゃん、割り箸の紙あるかな」と親父が聞いてくるので渡すと

 

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小さく切ってくるくると巻き始める親父。もしやまたあれで?「せや、距離があるからゴム鉄砲でやっつける」らしい。おお、伝説のスナイパー再び!ハエ太郎のときは一発で命中したもんな!とーちゃん頼もしい!!

 

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狙いを定めて手製の玉の威力を入念にチェックする伝説のスナイパー。しかし玉に威力がありすぎて…

 

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「あっ、玉どっか行ってもた」とアセアセしているスナイパー。おい、大丈夫か。頼むでほんま。あんたのその腕にかかってんやからな。蛾次郎と一夜を共にするなんてありえへんねんで。

 

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テーブルの上を片付けていよいよ蛾次郎退治へ。「かーちゃん、サイゾー連れて寝室へ行っとき。鱗粉が散って身体もバラバラになるからな。あとは任せろ」とシビれるやんスナイパー。「ほんだら後はよろしくお願いします。頑張ってね」と扉を閉め、寝室でサイゾーと聞き耳を立てていたら…

 

「パンっ」

と響く銃声。とーちゃん仕留めたか?やったか?リビングに戻ろうかな腰を上げたそのとき、

「パンっ」「パンっ」「パンっ」

え?仕留めてない?何してる?手こずってる?どうしよ、戻ろかな、でも蛾次郎飛んできたらイヤやしなと思案していると「かーちゃーん!」と親父が呼んでいる。ナニナニ?どんな状況なワケ?終わったの?バラバラなの?

 

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と思いながらリビングに入ると「ぜんぜん当たらへんのんよー。しゃあないから叩きつぶすわ」と親父の手には古い雑誌。えーーーー。なにそれスナイパーじゃないわけー?がっかりー。と思ったけどここはいち早く退治することが大事。「このサイゾーの絵を外してくれるか」と言われてビビりながらそっと外すと雑誌をしっかり持ち直し、振りかざして「パァン!」

 

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蛾次郎ご臨終。すまんな。うちに来んかったらこんなことにはならんかったのにな。あばよ蛾次郎と心でつぶやき、椅子に少しついた鱗粉を掃除してこの騒動は終わりを迎えました。しかし虫界、三郎はもうええで。送り込むのはやめてや。せやけどとーちゃんのスナイパーぶりも大したことなかったなー。結局雑誌で叩きつぶしてるんやもんなー。古典的すぎるわな。しかしとーちゃんが挽回するときはくるのか?いやいやいやいや三郎はもうええ。スナイパー封印です!

グズグズサプライズ。

先日、郵便ポストの荷物を引き上げて家に戻り、キッチンに立つとーちゃんに「なんか届いてるよー」と声をかけて荷物を置いて着替えに行き、そのまま食事になだれ込んだためこの荷物のことはすっかり頭の中から消えていきました。とーちゃん宛のその荷物はふたつ。ひとつは袋に入ったもの、ひとつは小さな箱で、どちらも差出人がわからない状態。「またおっさんなんかこっそり買うとんな」と思っていたので記憶にはしっかり残っていたのでしょう、しばらくしてはたと思い出したのです。外出するため靴紐を結ぶとーちゃんの背中から「そういえばこないだ届いてた荷物なに?」と聞くと「ああ、あれはサプリや」「じゃあもうひとつは?」と返すと「もう、あんたはうるさいねえ」と思わぬ返答。届いた荷物の中身を聞いてなぜうるさい呼ばわりされないかんのか。「なによそれ」と追い詰めると「まだ全部揃ってないから秘密やの!」と言う。揃ってない?なんやそれ。前から欲しがってたプラモデルか?そんなもん揃えんでええぞ。ともやもやした気分でそのときは終わりました。

 

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後日、晩ご飯を食べながら話をしていたらあの荷物の件に。「完成してへんとか意味わからんのう」などと言うと「もうわかったよ。あれはね、腕時計やの」「腕時計?なんでまた」「ORISっていうメーカーの古いタイプのを見つけて落札できたの。でもバンド部分は別で揃えたいから待ってるの。かーちゃんにちょうどいいと思ってさ」「それワシのか?クリスマスプレゼントか?」「まあクリスマスと誕生日合わせてやな」ならしい。ひとまずプラモデルではなかったのでほっ。「ありがとう。でもひとつ言わせてもらうと文字盤の小さい腕時計はあかんで。かーちゃん老眼でまったく見えへんからな。Apple Watchでも拡大せな見えんと思ってるくらいやからそこは気をつけてや」と言うと「まあ大丈夫や」と親父。ORISというメーカーのことはまったく知らないのであえてググったりせずにどんなのがもらえるのかを楽しみに待つことにしました。

 

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そして昨夜。「かーちゃん目つぶって」と手のひらの上に渡されたのがこのORISです。文字盤の大きさOK、レトロ感があってシンプルでなかなか使いやすそう。ネジを巻かなあかんとか、数分遅れるかもとか古い時計なりのことはありますがそれもまたこの子の個性で愛嬌。「ありがとう。大切にします」と今日さっそく着けてきました。出張が多く、時間を見ることの多い仕事なので私の新しいパートナーとなってくれそうです。

 

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しかしよく考えるとこのとーちゃんのサプライズプランはグズグズでいろいろと失敗している。まず届いた荷物のことを私に知られた。それを隠すための嘘を用意し切れていなかった。そしてクリスマスにも誕生日にもうんと早い普通の日に湯豆腐などを食べながら渡すことになってしまったetc  世の男性の皆さま、女性はサプライズプレゼントは大好物なのでウエルカムですが、やるなら用意周到に。徹底して。スペシャル感でお願いしまーす!

 

 

あいつと私。

ある日、あいつはひょっこりと私のところにやってきた。しばらく居座るつもりのようだったけれど、私があまりいい顔をしないものだから「じゃあ出て行くよ」と割とあっさりとすぐに姿を消した。「それがいい」と私も思ったし、居られるといろいろなところに支障が出てしまう。さっさと消えたあいつに未練などない。これで終わり。と、この件についてはきれいに終わったかに見えた。少なくとも先週の火曜日までは。

 

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突然だった。あいつがまた私のところに戻ってきたのだ。なんの前触れもなく、連絡もなく。まるで少し長い出張から帰ってきただけのように。「何しに来たんよ。やめてよ。帰って!」と何度言っても聞いてないふりをする。いや本当にあいつの耳には届いてないのだろう。私はあきらめた。今は黙ってそっとこのままにしておく方がいいのかもしれない。あいつを受け入れながらもいつでもあいつを追い出せるようにとこっそりタイミングを見計らう。黙って。静かに。しかしあいつはそんな私に安心したかのように寝そべり、大きなあくびをして、やりたい放題にするばかり。次第にあいつのふるまいがどんどんエスカレートして手に負えなくなっていった。追い出したい、でもできない。私はとうとう疲れ果ててしまった。大事な仕事もキャンセルせざるを得ない状況になってしまった。あいつがいるだけで、たったそれだけで、私は自由を奪われた。

 

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呆然と過ごす時間が続き、私は理路整然と考える力を失っていった。あいつはますます横柄になり、力を蓄え、それとともに私はどんどん疲弊していった。決心が生まれたのは久しぶりにシャワーを浴びた後だった。少し理性を取り戻した頭で今なら行けると直感し、無防備に眠りかけたあいつの目を盗んでこっそりと出かけた。身体も頭もふらつくが今を逃したらもう機会はない。私はあいつが最も嫌う最終手段に出た。

 

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白い上衣と眼鏡が染み付いたGが言うには、今はあいつが目立たないように仕掛けていくしか方法がないらしい。「まあ対処法に過ぎませんが」と苦い顔をしてGは呟く。私には他の選択肢がないしそれに従うしか術はない。「わかりました。努力します」とGの指図を守ることにした。あいつを遠ざけるために。あいつをここから追い出すために。私の自由を取り戻すために。

 

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あれから6日。Gの狙いが的中して私はあいつの目をくらまし、いつものように会社に行き、出張にも出られる自由を手に入れた。しかしあいつはまだここにいる。何かの折に「俺はまだおるんやぞ。気を抜くな」と私を脅かす。咳き込むたびに。キリキリとした頭痛に悩まされる度に。ウイルスというしつこいあいつがまだここにいることを、私はまだ思い知らされている。

早朝の近鉄電車から。

おはようございます。ただいま朝の6時24分。近鉄電車で三重県の松阪に向かっています。朝の難波駅はハロウィンに熱狂した後のもぬけの殻みたいなヤングがいっぱいやったわ。ハイヒールの足が重くて座り込んでいたり、仮装の衣装から着替えて変な現実に包まれていたりの人間模様。みんなすごいなそのエネルギー。あたしもヤングやったら同じように腹出してやってたのかしらん?友だちや彼氏と町へ繰り出していたのかしらん?うーん、想像つかんな。でも仮装するおもしろさはちょっと感じるな。なんかやってみたい気がするけどな。

 

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さて今日は自転車に乗りながら取材して写真撮って町をぐるぐる回るお仕事です。せやおばちゃん48歳。まだまだ身体張って仕事しとるんやで。ただ、昨日は名古屋日帰りやったでしょ。連チャンはキツイな。多分今日の夕方あたりには今朝のおねえちゃんらみたいにボロボロになってると思うけど。

 

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今回一番悩ましいかったのは荷物と服。急に冷え込むみたいやし、とはいえ自転車に乗るから汗ばむようなことになるのかもしれん。うーん、何を着ていけばいいのか。さらにソニーのカメラ持って行くから荷物が重い、かさばる問題もクリアせなならん。そこでカシコな私は考えた。いつもの革のななめ掛けカバンをやめて三重往復の移動は軽い肩掛けカバンにする。しかし自転車に乗るときはこれじゃ無理なんで折りたたみのリュックで対応すると。できるわあたし。

 

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服装は半袖のインナーにボーダーのトレーナー、冬用の長パンツ、紺のシャカシャカコートで風よけできるようにプランニング。ヘルメットかぶるから帽子はなし、首に巻いて最悪日除けできるように厚めの手ぬぐいをイン、乾燥ひどいからリップクリームはマストね。無駄なく最小限に最高の効果を発揮するはず。

 

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このプランニングが吉と出るか凶と出るか。何か不足しているのか多すぎたのか。上手くスムーズに仕事が終われるようにがんばってきまっさ!

 

 

ディーピー大阪ガイド。

ひょんなことからこの土日の週末に東京の友人3名が大阪に遊びにきてくれるこのとになりました。このメンバー、2年前の夏に一緒に高知で遊んだり、私が東京出張で泊まれるときに食事を一緒にしてくれたりとまるで親戚のような関係。ご夫婦の酔う子とガロさん、そして永遠独身男の世田谷さん、大阪からはうちら夫婦と私の妹アオコという6名です。「わざわざ来てくれるんやし、今まで行ったことないところに案内したいよね」「新世界どやろ?」などととーちゃんと話し合ってたら「かーちゃん、なべ屋さんって知ってるか?」と言う。知らねえ、聞いたこともねえ、と返すと「とにかく安くていろんな鍋メニューがあるんよ。ひとりずつ席にコンロがあってな」と言う。調べてみたら確かにいい感じ。「よっしゃとーちゃんここに決定!ここを起点にプランニングしよう」となりました。

 

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そして待望の土曜日当日。難波で集合して南海電車に乗って萩之茶屋に向かいます。この町は大阪の中でもかなりディーピーなところで私でさえ一度も歩いたことがない未開拓の町。公園にお住まいのおじさん方がたくさんいる、と言えば想像してもらえるでしょうか。

かなり道に迷ってぐるぐる歩いてようやくなべ屋さんを発見。2時からのオープンで早めに着いたというのにすでに並んで待ってるお客さんがいるし。こんな小さな店やのにかなりの人気の模様です。

 

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ようやく席についてビールで乾杯してまずは一品モノからオーダーしてやんややんやとしゃべってたらまあ次から次へとお客さんが入ってくる。開店30分でもう満席。そしてお断り。確かにとーちゃんのいう通り

 

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全席マイコンロシステムなんやけどそれ以外には目立った特徴もないし、別段すごい店とは思えない。なのにこのひっきりなしにお客さんが入ってくる人気ぶり。はてーと思っていたら「あれ!あれ見て見て」とよそ様のテーブルをのぞいて見たら人気の謎が解けた。すげい!

 

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これひとり分の牛肉すき焼き。盛りがすごいだけでなく肉質もいい。こんな状態ででてくるんやったらどの鍋にするか真剣に考えないかん。「せっかくやからみんな違うの頼もうよ」となり、何にするかシンキングタイム。確かに肉は美味しそうやねんけど私はすき焼きの味がそんなに好きでないので鶏ミンチ鍋に。ガロさんは牛すき鉄鍋、アオコは牛肉すき焼き、酔う子は鶏すき鍋、とーちゃんは牡蠣の水炊き、世田谷は鱈の水炊き、というセレクトになりました。

 

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これは酔う子の鶏すきな。モリモリやねんとにかく。このまま火にかけて馴染むのを待つシステムです。私の鶏ミンチも美味しかったけどやっぱりここはガロさんの牛すき鉄鍋が一番美味しそうやったかな。世田谷なんて「なぜ鱈か」とみんなに突っ込まれ、しまいには「そんなに好きなら追タラしなさいよ」って責められてたからな。ワロタ!

 

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さらにこの店の素晴らしいのは店員さんの対応力。こんなに満席やのに飲み物出てくるの早いし、2時間を超えて長居しててもイヤな顔ひとつしない。「いいですよゆっくりしてくださいね」な感じ。どこぞの老舗居酒屋なんかちょっと有名になったからって接客悪いしはよ帰れ的な雰囲気ムンムンやからな。ほんと美味しいだけでなく気持ちよく居られるいいお店でした。とーちゃんグッジョブ!

 

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なべ屋さんを出て次に向かうのはキタの新地。四つ橋線に乗って西梅田で降り、ちょっと一軒日本酒の店でひっかけてお目当の瀧さんへ。ここはカンカンが有名なバーで、私たちが年末に年に一度だけ来るようにしているとっておきのお店です。

 

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この日すでに何度目かの乾杯。これが名物のカンカンでジンベースのカクテルなんだな。このライムをきちんとしがんで返さないとお代わりしてもらえないシステムなんで要注意やで。さらにこのお店がおもしろいのは、前に何度か書いたけど一曲50円のジュークボックスがあること。昭和の名曲のレコードがぎっしり詰まった中から選曲するのはなかなか楽しい体験です。名曲とカンカンに酔いしれてみんな喜んでもらえたようで良かった良かった。

 

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瀧さんの後はいつも通りに我が家になだれこんでほとんど記憶のない時間を過ごし、さてさて翌日。馬に会いに行く世田谷は東京に一足先に帰り、ガロさん、酔う子、アオコ、私たちの5人で九条のお母ちゃんの店に行きました。「え、東京から来てくれたんか。ほな紅生姜の天ぷら食べえ」とお母ちゃんもウエルカム。

 

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この店も今でこそうちらも迎えてもらってるけどかなりディーピーやからね。常連のおっちゃんがカウンターをずらりと囲むその壮観なこと。お母ちゃんのほがらかさでかなりマイルドになってるけどお母ちゃんも我が道いくタイプやしな。しかしさすがの酔う子とガロさん、あっという間に溶け込んで、この空間を楽しんでくれてました。とーちゃん直伝の鳥のおもちゃみたいな飲み方を習得し、すっかりしっかりご機嫌さんで店を出ました。

 

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楽しい時間はあっという間。電車に乗ってるときも、怪しげな町を歩いてるときもすべての時間が愛おしい大事な思い出になりました。また近いうちにどこかできっとディーピーな時間を一緒に過ごしましょう。来てもらっておおきに!

 

大人の階段。

ただいま久々の新幹線で東京に向かっています。3万円も払って打ち合わせに呼んでもらえるのは光栄ですね。しっかり仕事しないとね。そんなこんなで昨夜天気予報を見ていたら「東京は雨、暖かくなる」とテレビのおねーちゃんが言う。えー雨なのー、暑いのー、寒いと思ってたーと何気にTwitterに書き込んだらいろんな人からアドバイスをいただきました。「雨は午前中で止みますよ」「朝晩は冷えるので羽織るものがある方がいいですよ」などなどみんなやさしい。みなさんのご意見を参考に、そして大阪の気温も鑑みて本日のルックは半袖シャツに長袖の綿ジャケットにしました。これ正解。今日の大阪はあっちかったからなー。コートなんか着てたら発狂もんやったわ。

 

写真は日曜日に天神橋筋商店街で飲んでたらお祭りやったらしくその模様です。賑やかやったよー

 

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歳をとるにつれどうも不快なことに敏感になってきた。暑い寒いなんてもうずっと考えてるもん。今日みたいな出張のときなんてその日の行動をシミュレーションして「ストールいるな」「ここで暑かったら上着脱いだらええな」ときめ細かくプランニング。バッグにはいつも扇子を忍ばせ、汗かいてたまらんときはパタパタ。これだけでもだいぶ違うからねー。ほんとBBAは暑さ寒さの波が激しいから大変なのよ。

 

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暑さ寒さでいうなら小さいことやけどもう一つ私のモットーがあります。左手首には必ずヘアゴムつけてるねん。超絶ダサいけど、あっついときにさっと髪をくくれるのってすごい大事。取材とか打ち合わせ場所が異様に暑いときが結構あって、話聞きながらさっと髪まとめるもんね。ポケットに入れといたらええねんけどこうすると落とすし、どこに行ったかわからんようになるんよね。なので左手首に落ち着いたわけです。ダサっと思っても見逃してな。

 

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あとは下着と靴ですなー。下着はほんと合わないのは気色悪いから身につけてて違和感のないものを選ばないとしんどいです。ゴムがきつかったりなんかしたら1日不機嫌になります。靴も私は掌蹠膿疱症ゆえに爪がガタガタに変形してしまってるのでハイヒールなんて履けない身体ですがそれでもヒールのある靴を履くときはたくさん歩かない日と決めています。長年の経験上、失敗を繰り返しながら不快から逃れる術を身につけてきたと言えますね。エヘン

 

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せやけど手首にゴムつけて扇子でパタパタやってるのって立派なBBAやなー。こうやって大人の階段を一つずつ上っていくのね。うんうん