最近、晩ご飯の時間になると犬が椅子に載せてくれと要求するようになりました。「まだとーちゃんご飯食べてるからダメ」と諭しても、何度も何度も上がってこようとするサイゾー。目は見えてないし、きっと聴覚も衰えてるはずの爺ちゃん犬なのに、欲望の要求は衰える気配なし。やりたいことはやらなすまん、やったところですぐ飽きるってあんたほんととーちゃん似ね、と半ば呆れて諦めて、親父の隣に載せてもらうと・・・
見ている。おかずをもぐもぐ食べてる私の姿を一部始終見ている。「あ、鶏肉食べた」「次は小松菜か?」などと思いながら「ワシにもくれやそれ」てな感じなのでしょう。あのね、あなた肝臓悪くてドッグフードさえ肝臓治療用なの。ドライだけやと食べへんからササミ湯がいて、湯がいた汁入れてしっかりたっぷり食べてるでしょ?こんなん絶対食べられへんの。わかるでしょ
やめなさいよそのガン見。でもねサイゾー、もしサイゾーが生まれ変わって、ヤングでイケメンのお兄ちゃんになって現れたら、かーちゃんはサイゾーの食べたいものを一緒に食べてあげるよ。お腹いっぱいに食べさせてあげるよ。そのときにはかーちゃんは婆ちゃんになってると思うけど、それでも一緒に食べようね。サイゾー。と語りかけると「ぶう」と言う。とーちゃんの訳によると「婆ちゃんとは行きませーん」だって。おいこら、一生指くわえてかーちゃんが美味しそうに食べてるとこ見てなさい!