十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

どないせいっちゅうねん。

ここのところの劇暑で体調がなんかおかしい。胃腸の張りと頭痛が取れなくて、だましだまし仕事はしていますがスッキリしない感じ。初めは中から締め付けられるような頭痛が起こって「水分が足らんのよ。かーちゃんはお酒飲むやろ?酒を分解するのに水分がいるから足りてないんよ」と親父に言われ、なるほどと手を打ち意識的にお茶や水を飲むようにしました。ところが頭痛に変化がないまま今度は胃腸の具合が悪くなり、胃のぽちゃぽちゃ感、便秘となって「どないせいっちゅうねん!」な感じです。

 

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お腹を触ってみると明らかに腹が冷たい。キンキンに冷えている。今週は出張もなく、自転車で出勤して汗だくになってからはクーラーでキンキンに冷えた会社に1日いるウィークだったので、汗はかいてるけど芯から冷えてる状態やったんかもしれん。じゃあ何が必要なのか?と振り返り考えて、とりあえず腹巻きを着用してみました。正直この効果についてはなにもわからず、「ちょっと体調マシかな?」という程度。さらに冷たいのや刺激物をさけて会社でもお湯を飲んだりしましたが、この効果もはっきりしないままです。

 

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私に足らないのは水分なの?塩分なの?暑いの?冷えてるの?というのがここのところの暑さがもたらした疑問。屋外内の気温差に身体がついていってないのが不調の要因であることは間違いないでしょう。とはいえ、酒もクーラーも大事すぎて手放せないので、とりあえず昨日薬局でロキソニンと太田胃散を買ってきました。本当は漢方に頼って時間をかけて回復させるのがいいんやろうけど、そうも言うてられへん。症状がひどいときだけ薬を飲んで、夏休みを万全に迎えたいと狙っています。

怒りのナツ。

想像していた通り、ナツの部屋は荒れていた。外の酷暑が嘘のようにこの部屋は冷え切っている。差し入れのビールを渡すと「ちょうど切らしてたんだ、助かる」と早速プルトップを開けてゴクリと喉を鳴らす。わたしは椅子に腰掛け、「で、ツユとは?」と聞くと「もう長い間会ってない」とこの部屋のような冷たい表情でつぶやくナツ。やはりツユはショカのところに行ってしまったのか。ショカがツユを追いかけたあの日から。揺らいでるショカ。 - 十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜 

 

 

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ナツはもともとプライドが高く横暴なところがある。いつも自分が一番でないと気が済まない。1年は自分のためにあると思っているし、長い休みも「俺様のおかげ」と自負している。季節が生まれてからというものツユはナツに寄り添うことが当たり前で、それを誰も疑うことはなかった。ツユはナツのはじまり。ツユの終わりにナツがやってくる。人々はそう信じ、長いツユも自然の恵みとして捉えてきた。ところがツユがナツからショカへ心変わりしたことでこの天候である。この毎日のひどい暑さはナツの怒り。ツユの裏切りに対する憎悪。

 

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「こないだツユに会ってね」と言うと、ギロリとした目でナツがわたしをとらえる。「ずっと泣いてた。わたしのせい、わたしが全部悪いと繰り返すばかり。正直話にならなかった」と言うと「アイツはそんな女だ」とビールを飲み干すナツ。そう、ツユはずるい。自分が悪いと繰り返すことでそれ以上の問いを避け、自分を防御してプライドを守る。これではなにも解決しないし、変わらない。「そうやって自分を守って誰かに委ねていないと生きていけないんだ、アイツは」と言い、「それが今ではショカだとはね」とナツは小さく笑う。

 

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このままではいけない。ナツの怒りが増幅するばかりでこのひどい天候が続いてしまう。「ツユをそんなに許せない?」「いまはまだ無理だ。あまりにも長い間一緒にいたからな」「あなたの怒りでみんなが困ってる。なんとか鎮める方法はない?」「さあね」。しばらくの沈黙の後「もうすこしだけ時間をくれないか。このままじゃダメなことは俺もわかってる。もうすこし考えさせてくれ」とまた新しいビールを開けるナツ。わたしはナツの家を出た。見上げると雲ひとつない青空に蝉の声だけが虚しく響いていた。

 

ノンストップ徳島出張。

徳島への日帰り出張に行ってきました。知ってますか?大阪から徳島行きをヤホーで検索したらバス一択。電車、勧めんのやね。そら岡山から東へ戻ってくるのかなり無駄やんな。便利なもので各社の高速バスがひとつになったサイトがあって、行き先と時間でベストなバスが選べ、そのまま予約できます。わたしこの度高速バスの予約初めてで、いろいろとまどいながら予約完了。とはいえ高知行きでいつも運転して通っているルートなので「とーちゃん、休憩は淡路島のどこのSAで止まると思う?」「そらあの観覧車のある一番でかいSAやろ」「あそこデカすぎてかえって不便なんよね」などと話しておりました。ええ、こんなことになるとも知らずに。

 

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今朝、乗り場のハービスに着き、バスに乗り込むと(忘れんように書いとくとクレジットカードで買うとコンビニなどでの発券要らず。その代わり受付メールの行き帰り分2部出力が必要)私の席は6Aで隣席はいない。なかなかゆったり。周りには塩沢とき似のリーダーがいるおねえさま軍団やサラリーマンの兄さんたちがいてまあまあの詰まり具合です。ブラックの缶コーヒーをセットして、ケータイを充電できることにも満足して出発したらアナウンスが流れてきた。すると終点までどこにも停まらんという。ちょっと待てい。2時間半も乗りっぱなし?そんなんあり?普通トイレ休憩とかあるんちゃうん?あたしSA停まるのアテにして朝ごはん食べてないのよ。腹ぐうぐうなんよ。と怒ったところでもうどないもならん。ただ徳島へ運ばれながら我慢するしかあらへん。滑舌の悪い運転手さんのアナウンスにさえディスりながらツイッターに怒りをぶちまけ、小説を読み更けなんとか時間を過ごしました。

 

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徳島駅についてええ感じの洋食屋さんをたまたま見つけ、空腹をようやく満たしてお仕事へ。順調に和やかに仕事を済ませ、クライアントさんと一緒に徳島駅に戻って夕方に解散。さて、まだちょっとバスの出発まで時間があるからとぶらりして、

 

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また帰りも休憩ないから後悔のないようにしっかり腹に入れとかんとと入った居酒屋兼食堂がなかなかの出来栄えでおばちゃん満足。わずかの時間でも鼻をきかせて良い店を選び、ベストなメニューを選ぶことはいわば人生のスキルアップトレーニング。今回選んだ三品はどれも素晴らしく、徳島らしさを唯一満喫して店を出ました。さあまたバスや。ノンストップバスに乗るで。とバス停に行ったら

 

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1号車と2号車に大阪行きのバスが2台に分かれていて、私は2号車の1A。つまり2台目のバスの一番前で、車内はガラガラ。これどういうシステムなんやろ。1台では満席やから2台目出したの?じゃあ2台目になった方が空いててええやん。ようわからんなあと思いつつ寝たり本読んだりツイートしたりしながらノンストップバスタイムを過ごしました。ところが、

 

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行きと違って帰りは阪神高速神戸線が渋滞していたので、かなり大回りの迂回路をこのバスが選択していることに気づいた。私は道がだいたいわかるので「あれー、こんなとこ通るかー」と不思議に思いつつかつ参考にしようとガン見。だって一番前やから運転手さんの一挙一動作も目の前やん。かなり予定時間をオーバーして阪急三番街にようやく着くと、なんと私以外の全員が降りてしまった。これはチャンスと終点のハービスまでの間に勇気をもって運転手さんに聞いてみた。「このルート、かなり大回りされてましたよね。あれは神戸線が渋滞してたからですか?」「そうです。だいぶ混んでたからね」「とはいえ山行って海側走ってそうとう大回りでしたよね。それでもこっちの方が早かった?」「うんそうだね。神戸線走ってたらもっとかかってたね」「それは本部的なところからこっちのルートにしなさいという指示が入るんですか?」「いや、運転手の判断ですよ。ただ今日は1号車がいたからこっちにしようと連絡があったけどね」とプロの技聞けて納得。そうなんや。今度から高知の帰りに混んだら(てか絶対に混むから)地図見て復習しとこうと心に決めました。

 

高速バスの鉄則。休憩はないので食べ物と飲み物は確保しておくこと。トイレはバスの中にあるけどなるたけしたくないので水分コントロールは重要であること。各席に電源があるのでそれは心配ないこと。2号車の方が多分いいこと。一番前の席は運転手さんとコミュニケーションが取れるメリットがあること。とまあ、良いも悪いも収穫のある徳島出張でした。お疲れちゃん!

「丼」のワケ。

私たちくらいの年齢になると、ローガンのせいなのか気性がせっかちだからかスマホでの打ち間違いがハゲしい。ご存知加賀やきメンバーはほぼオーバー50なので打ち間違いが過ぎてその間違った言葉で定着してしまっています。たとえば

皆さん→美奈さん

大丈夫→大画面      というように。

こないだは「ありがとう」が「ありがとい」になってたし、覚えきれないほど間違いワードが生まれています。そんな中で最近生まれたニューシステム。それが「丼」。なんのこっちゃでしょう?説明しますね。

 

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SNSをしている人にはご存知ハッシュタグ。#の後にワードを入れると共有化されて同じ言葉をつけてる人とつながる仕組みです(お母さんにわかるかな?)。仮に #ワイン  とすると青文字に変わるんやけど、あるときもっさんがケータイを変えてこの#が出ないと言い出した。んなわけあらへん。「ちゃんと探したら出てくるよ」「それが無いねん」てなやりとりの後、メトロから「もう井でいいんじゃね?」となり、一時期私たちのハッシュタグは「井でも可」ルールに。それがいつしか発展して(あっという間にルールは更新されている)、「丼でも可」になったというわけ。そういえばりえねーが書くハッシュタグが「#  X JAPAN」みたいにシャープから離れててタグの意味なしみたいなこともあったな。そんなトンチンカンなBBA揃いなので最早なんでもアリなのです。

 

 

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ここのところ私たちのツイートに丼丼付いてて「なんじゃこれ」と思われていた方、これで納得いただけたでしょうか。大画面とか美奈さんとかつぶやいてても気にしないでください。これからもまた新たな言葉とシステムが丼丼生まれていくでしょう。

それでは今日も最後までお読みいただきありがとい。幕張へいてきます!

ふた株のプチトマト。

2ヶ月くらい前からでしょうか、ベランダでプチトマト栽培をはじめました。ええ、もちろん親父のたっての希望です。「かーちゃんかーちゃん、一株買ったらおまけにもう一株くれはったんよ。予定狂うわあ」と言いながらせっせと土の用意をして私にスタンドになる棒を買ってこいと指示する親父。なんでやねん、そのくらい自分で準備せえやと思いながらセリアで購入し、とーちゃんの甲斐甲斐しい世話もあってすくすくと育ちました。

 

 

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こちらが購入したほんまもんの株で、よく見ると小さな実がたくさんなっています。ところが

 

 

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こっちはおまけの株で葉がわさわさで実は少ない模様。「これさあ、葉っぱ間引いてやらんと陽があたらんからあかんのちゃうん?」と素人意見を言うと「もうそんなんできるわけないやん、こんなに頑張ってやるのに」と腰引けた親父が言う。ええねんで、ええねんけどな、育てたいんやったらちゃんとしたりいや。あまりにもこのふた株の違いがあるので、こっちもどっちが正しいんかと思うやん。「かーちゃんはわかってないけど、この2つのトマトはそれぞれ品種が違うの!」らしい。ふーん。

 

 

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そしてさっき、ほんまもんの方の株に2つだけ食べ頃の実がなってたので収穫して食べてみました。もっと皮が硬くて酸っぱいかなと思ってたけどなかなか美味しくて上出来。ほんまもんの方には色づきはじめた実が他にもあるので、この数週間のうちにどさっと食べられるかな?

 

 

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私は知ってるんです。トマトの実がなるスプレーを親父がこっそり購入したことを。葉っぱ切ったり間引いたりはでけへんけど、化学的な力ではなんとかしようとするこの小心者め。なんでもええからそろそろわさっとトマト食べさしてや。期待させるから最近スーパーでもトマト買うてないんやで。このふた株の成長がどうなっていくのか、この夏の楽しみのひとつになりました。

親父のキッチン。

とーちゃんにキッチンを預けてからというもの、ちょいちょい便利グッズを購入しては進化させている。「なあなあコレいいと思えへん?」「なんぼ?」「3000円くらい」「高いな」というやりとりを何度してきたことか。しかしあれやね、最近通販もアプリ化して今風の見せ方してきてるし、欲しくなってしまうのもわかる。インスタに広告がバンバン出てくるあたりは私もターゲティングされてるということか。待てよ、親父にはさすがにインスタ広告は入ってないはずやから、コツコツ自ら探してるのかな。ま、ともかくそんな風に親父はキッチンを便利にするべく奮闘しています。

 

 

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こちらは生ゴミ用の袋スタンド。最近のスーパーは肉や魚をシャカシャカビニールで包んでくれるから、これをストックして生ゴミ用に使用。以前はとーちゃんが小さめのコンビニ袋に紙で底を作ってスタンドさせるという涙ぐましい工夫をしていたので、これくらい買ってあげてもええかと思いました。便利だそうです。

 

 

 

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「なあなあこれ欲しいんよ。買っていい?」と聞かれてすぐに我が家にやってきた野菜の水切りマシン。こういうのって邪魔になるから私は要らない派なのですが、親父渇望。「すぐに水切りできて便利なんよ。あんたのサラダとかさ」らしくブンブン回転させてます。洗うのもめんどくさいから私なら早めに野菜を洗っておいて置いて時間かけて水切りするんやけどな。とーちゃんが面倒がらずに使い続けられるか見ものですね。

 

 

 

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こちらはシンクに置く水切り台です。ずっと使ってたのが老朽化して「新しいのいるよね」と探していました。ニトリでも探したけどコレっていうのが無くて「まあそのうちどこかで」と思っていたら、いつのまにかとーちゃんが買っていて私の出張中に届いてました。写真でわかるかな、細かな網網タイプです。野菜を置いたりするには使いやすそうやけど、これ自体を洗うのどうなんやろ。あと引っかかりが無いので食器やコップを斜めにして置きにくい(斜めにする方が水切りが早いんやで)。まあ今のところ大した不便なく使えています。

 

 

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こちらはさっき私がセリアで買ってきたホワイトボード。買い物に行く前に「なんか切れてるものある?何買ってきて欲しい?」ととーちゃんに聞く度に「うーん。忘れた」といつもアルツ気味なので痺れ切らして買うてきました。とにかく切れてるものに気づいたらここに書いておけと。後から思い出されてもどないもならんと。ペン合わせて200円ですからね、上手く活用したいものです。

 

そんなキッチンの利便性向上に精力的なとーちゃんですが、プチトマト栽培にも力を入れております。その話はまた次回に!

揺れた日のこと。

朝ドラを見ようといつもの席に座り、ボーっとした頭で朝ごはん代わりの小さなバームクーヘンにひとくちつけた瞬間だった。ドン!という大きな音の後にはっきり感じる建物の揺れ。眠たい頭でもわかるいつもと違う状態。「とーちゃん!地震や!」と言うなり私は足元でこれまたボーっとしている犬を抱き上げ、前に視線を上げると親父は酒瓶がぎっしり並ぶ棚の前で必死になって抑えてる。一瞬不思議と和んだものの「どうする?外に出る?」と聞くと背中を見せながら「いや、出んでええ」と即答。「玄関だけ開けとき」と指示され、私は犬を抱いたまま玄関に向かった。緊急事態速報のアラートがやけにうるさかった。

 


テレビはすぐに地震関連のニュースに切り替わり、落ち着いた私は仕事に出る準備をはじめた。地震はもう止まっているようやったし、幸いにも我が家には被害はない。親父が必死に守ったおかげで酒瓶は倒れることなく、食器も無事。鏡や掃除機マキコが倒れた程度で割れ物は何もなかった。なのでこのときの私はこんなに大変なことになることを予測できてなかった。テレビでは大阪市の職員が中川家礼二さながらのトーンで「はあ、まだわかりませんけど電車はほぼ止まってると思ってもろて結構です」と言うてたので「ああ、うちの子結構出社でけへんな」ということはわかった。

 


マンションのエレベーターが止まっていたので、玄関に置いている自転車を出せず、タクシーで出社することにした。タクシーは少なく、なかなか捕まらなかったもののようやくゲットして出社。主に近くに住む数名のスタッフが会社にいて、私はいつも通り仕事に取りかかった。この日プレゼンの提出物があったのでその対応を済ませる。しかしまあ気持ちがそわそわする。やっぱりこれ非常時なんやな。ワシこんなときに何してんや。これが社畜かなどと思いながら、時折ツイッターを覗く。

 


地震が起きた直後に私は「こわかった」とツイッターでつぶやいた。これを書くことで心配してくれている多くの人に私たちの無事をまずわかってもらえる意味もあった。うちの母はカシコなので、すぐに家族のグループLINEに「私は無事です」と知らせてくれていた。これでひとまず余計な電話をしなくていい。妹のアオコは会社のエレベーターの中で地震にあい、11階まで階段で歩かされてひーひーやったと書いてあった。クローバーは子供たちの状況確認に追われ、居所がわかってひとまず安堵していた。すぐに風呂の水を貯めたらしく、彼女らしい落ち着きぶりを感じた。

 


仕事をしながらどうしても気になるのでちょいちょいツイッターを見ていると、みんなの状況が見てとれた。庭にいて自分の家の揺れを見たまみまみさん、家にいて無事なりえねーとヒロちゃん、出社していたヨーコたち友人に加え、北海道に行っているくたりーのご家族や風呂入って頭を洗う前でセーフだったピコ、震源に近いスノンちゃんも駅の近くのカフェにいてみんな無事だとわかる。良かった。やっぱりツイッター便利。ひと言書いてくれるだけで安心は大きい。そんな中で一番気になったのは元はアオコの同級生で我が家では家族同然のおヨネであった。おヨネは大阪府の最南に住んでいて、市内に向かう南海電車の中にいた。アオコが「大丈夫か?しんどないか?」と声をかけると「座ってるし大丈夫」と平気な様子。まあそのうち出社できるやろうと思っていたら、想像以上に電車が進まなかった模様。しばらく経ってツイッターを覗いたらまだ南海電車の中にいた。しかもトイレに行きたくなってきたらしい。時間が経つごとにおヨネの膀胱は満たされていく。遅々として進まない南海電車かおヨネの膀胱かのギリギリのデッドヒートにこちらもハラハラする。間に合うのかおヨネ、辛抱できるのかおヨネ、がんばれおヨネと心でおヨネの膀胱にエールを送る。後で知った話では「ギリ間に合った」らしく、おヨネの膀胱は南海電車に勝利した。

 


この日の会社は出社できないメンバーが多く、ボスから「みんな今日は遅くとも20時までに帰りなさい」とお達しが出た。私はタクシーで帰り、いつものようにとーちゃんと飲んで食べながら被災のニュースを見た。震源地に近い高槻や茨木あたりがひどく水やガスが止まっているところもあるという。テレビでは「まだ大きな余震が来る可能性があります。注意してください」と言うけど何を注意すれば良いのか。ともかくまとまった現金とサイゾーのごはん数回分をリュックに詰め、すぐに逃げ出せる格好で寝ることにした。枕元には懐中電灯。深夜に何度かそれなりの余震があったらしいが、幸いにも私は眠りが深いタイプなので、一度も目を覚ますことなく朝をむかえた。いつもと変わらない朝だった。