十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

自転車のカゴを買った理由。

気がつけば今年も2ヶ月を切り、いったい私は今年何をしてたんだ?と思わずにはいられない時間の速さにおののいています。感覚的には6月くらいやでしかし。またいつもの大掃除がはじまる。私を追い詰める大掃除がやってくる。セスキの詰め替えを大量に買うとかな。正月やってさ。ひー。

さてそんな毎日のなか、先日あるものを買いました。それは自転車のカゴ。わたしの愛車紺太郎はトーキョーバイクというブランドのクロスバイクで、カゴ無し泥除け無しの出来るだけオプションを排除したスタイル。荷物は背負うのみを貫いてきましたが、この紺太郎にカゴをつけることにしたのです。

 

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これな。つけ外しが簡単なタイプでパーツを合わせて15000円ほど。関係ないけど今ならキャッシュレス支払いで5%還元と書いたポスターが貼ってあったので「なあなあこれって現金で買うよりクレカで買った方が安いってこと?」と店のお兄ちゃんに聞いたら「そうですよ」と言う。「ほんだらクレカで払いますわ」となってんけどややこしいよねこのシステム。スーパーライフに行ってもチャージで買ったらポイント倍とかさ。几帳面な人はちゃんと選んでお得にしはるんやろうけど私みたいな雑なタイプにとってはほんと苦手。これから現金を使うことが減って財布も小型化していくんやろうなー。

 

で、カゴ。なんでこのたびわざわざカゴをつけることにしたかというと、

 

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そう、サイゾーを載せるため。今までサイゾーと出勤する時はタクシー一択でしたが、自転車で一緒に行けるようにしたらええやんと。会社に限らず病院やさっと連れて行きたい近所の移動も自転車で行けるようにしたらええやんと思い立ったわけです。痴呆対策の刺激にもなりそうやしね。カシコやわ。

 

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じっとできるかな?と思いながら先日初チャリ出勤しましたが、この状況をわかってるんかわかってないんかわからんのやけどもともかくジーッとしてました。犬って風に当たるの好きなんでそれなりに気に入ってたのかなと思います。これからますます寒くなるんで防寒を考えなあかんけど、一緒に行ける場所と機会が増えるかなと期待しています。

我が家の応援スタイル。

とーちゃんはラグビーの名門D大学(今は強いんか知らんで)出身で、「ワシはあいつらの先輩なんじゃガハハ」と超有名ラガーマンを呼び捨てにする性格の悪いおっさんです。高校の頃にラグビー部にほんまちょこっと関わった経験があることから、ラグビー愛は強くもちろんルールもよく知っています。この度のワールドカップにはもちろん注目していてジャパンの熱い戦いぶり、そして海外チームのタフさに目を見張っております。ほんとすごいね大躍進。私はニワカとしてルールを教えてもらったり、「なあスクラムやってみたい」と親父にお願いし、2人スクラムをしてみたところいつのまにかレスリングになっていたということもありました。さて本気とニワカの夫婦ふたりで迎えた昨夜のスコットランド戦、皆さんご存知の通り日本が決勝リーグに上がれるかどうかがかかる大一番。親父は試合前から「スコットランドの酒を飲み干してやるぜガハハ」と残りわずかなスコッチウイスキーをちびちび飲んで士気を高めておりました。ほんまちんまいで。

 

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中継が始まり、私はもう君が代を歌ってるところから泣いてました。台風19号で被害が甚大となり、試合が中止になった海外チームも多数ある中、試合ができる感謝と勝つことへの思いがどれほどだったかと想像すると泣けてきた。そして試合開始。先制点を取られたもののすぐに取り返し、「勝てる!勝てるぞ!」とゲームは白熱していきます。そんなとき、

 

「なあ、お風呂入ってきていい?」

 

と信じられない言葉が。「はあ?何言うてんの?あんたあんなに楽しみにしてたやん?」

 

「だってなあ、見てるの怖いねんもん」

 

出たで、いざとなったら弱腰になる逃げグセが。60過ぎたジジイが言うことか。小3か。「勝手にしなさい」と言うと「入ってこよ〜っと」とそそくさと風呂に行きました。そんな状況をときおりTwitterでつぶやきながら、各地にいる友とともに応援している気分を楽しんでたら日本のトライが続き、歓喜歓喜!すごいすごいの状態に。点差がついたところで一応風呂場に報告に行くと「よっしゃあ」と声を響かせる親父。Twitterでは「(勝ってるのは)とーちゃんが風呂に入ってくれたおかげ」なんてつぶやきも出て、オモロイ空気に包まれていました。

 

親父がお風呂から上がり、後半がはじまると試合は一転して日本が押される展開に。そしてスコットランドに追加点!Twitterでは「とーちゃんが風呂から上がったからや」という空気がたちこめています。「あんたが風呂から上がったから点入ったとみんな思ってるで」と言うと、

 

「わかった。もっかい風呂入ってくる」

 

と立ち上がる親父。すすっとさっき置いたばかりのバスタオルを持ち、ためらうことなく風呂に向かいました。まあね、こういう心境ってタイガースファンを長年やってると染み付いてたりするのよ。「自分が見てたら負ける」ジンクスあるのよ。早速「親父ふたたび風呂に入りました」とつぶやくと親父への賛美が巻き起こるTwitter。なんやこれ、可笑しい。可笑しくて腹よじれる。応援はジャパンにしようよ。親父じゃねえよwww

 

試合はさらに激しさを増していきます。スコットランドが勢いを増し、追加点がじわりじわりと入っていく中、我が家ではザッパーンザッパーンと水の音が響いています。さっき風呂入ったばかりでこんなに長い時間親父何しとるんやろ?という疑問が湧いてきますが試合はさらに緊迫。「とーちゃんもうちょっとがんばってー!」「ふやけてても出てこないでー」というこっちへの声援が合間に届き、もう可笑しいて可笑しいてナニコレと思いながら観戦。そして日本の勝利!勝ち抜いた!素晴らしい。すると親父が風呂から出てきて

 

「よっしゃ。ようやった!」

 

とほとんど試合見てないのに満足した様子。Twitterでは「とーちゃんありがとう」「とーちゃん決勝リーグもよろしくー!」という声が上がり、まるで戦い抜いたラガーマン気分でまんざらでもない風でした。

 

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「でさあ、長いこと風呂で何してたん?」と聞くと

 

「やることないから風呂洗ってたんよ」

 

やって。お利口さんでしたね。時間有効に使えたね。今度の試合は寝室にでもこもって掃除しといてもらいますかな。ともかく違う意味で盛り上がったワールドカップ予選でした。オモロかった!

 

全身麻酔をした17歳の犬。

サイゾーが胃腸炎にかかって病院に行ったとき、ずっと気になっていたことをテンダラー先生に相談しました。「歯がポロポロ抜けてきて多分痛いんやないかなと思うんです。せやけどこの歳で全身麻酔して治療するのは無理かと思ってて」「たしかに口は触らせてくれないですね。痛いんかな?サイゾーくん」「怒りっぽくなってるのにも関係してるんちゃうかなと」「お母さん、いろんな考え方がありますけどね、僕は全身麻酔のリスクは年齢よりも体調やと思います。血液検査をして調べて問題なければできると思いますよ」と先生は言う。「できますか?」「サイゾーくんなら多分ね」。となり、ひとまず胃腸炎のこともあるので血液検査をしたところ、「肝臓の数値まで落ち着いてますね」とどこも悪くないことが判明。おそるべし17歳。またしてもおりこうオブおりこう犬。「お母さんそれでね、どうせゼンマするなら、CTも撮っておきませんか?中も見たいんです」と先生が言うので「なんぼしますのCT」とまずは話はそこからだ、の関西人。「歯の治療とCT合わせて5万円くらいかな」と正直に即答する関西人先生。「多分今回のゼンマがサイゾーくんの人生の最後になると思います。医者としたらこの機会に内臓の状態を知っておきたいんです」「中を見るってことは、つまりガンがあるかどうかですよね?」「ほぼそうですね」「先生、サイゾーにガンあると思う?」と聞くとニヤッと笑って「無いと思うな!」「せやんなあ〜」と談笑。せやな。わかた。5万円はとってもとっても痛いけど「やりましょかCT!」と腹をくくりました。

 

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その日は午前中に病院にサイゾーを預け、「CTを撮ってなにか緊急なことがあればお電話します。電話がなければ17時以降に迎えに来てください」というシステム。そわそわしながら酒を飲むわけにもいかず(さすがに不謹慎かと自制)午後からは家で仕事をしてました。2時を過ぎては「そろそろ始まってるかな」3時を過ぎては「もう終わってるかな」4時になっては「もう電話かかってけえへんかな」と思う親心。とーちゃんは朝からスロージョグがてら神社を5つ回ってサイゾーの無事を神頼みしていました。5時を回って迎えにいくと、ボケーっとした状態のサイゾーが先生に抱かれてやってきました。

 

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歯の治療のことを聞いた後、話は気になるCTの結果に。頭上からのスライド画像を見せられながら要は「どこも悪くない」ことが判明。「この歳なら普通どこかに結石があるもんなんですけど、どこにもありませんね」とテンダラー先生もびっくりの健康体オジイわん。ガンどころか石すらないおりこうオブおりこうふたたび。「今夜はごはんを少なめにして、明日からは普通に戻していただいて結構です。いやあすごいな、えらいぞサイゾー!」と先生や看護師さんに笑顔で送ってもらい、ぎゅっとサイゾーを抱きしめて家に帰りました。

 

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「もう大丈夫!」と思っていたところ、家に帰ってからのサイゾーはとにかく寝る。どこででも寝てる。お腹ぺこぺこやろうとご馳走を作っても見向きもせず寝てる。「まあ麻酔が残ってるんやろうね」「疲れたんやろう」と言いつつ次の日は大丈夫と思ってたら、翌日も昼ごはんも食べずにずっと寝ていたらしい。さすがにちょっと心配になってきて、夜も食べへんかったら先生に電話で聞いてみようと思っていたところ、夜になってやっとウンチを大量に出し、晩ご飯もペロリした!ようやく内臓機能が復活した模様!万歳!

 

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歯が治った(そういや歯も年の割には残ってるらしくここにもおりこうが)こともあり、その後のサイゾーはご飯をよく食べ、ときに文句をたれ、時間が経つごとにいつもの性格の悪いサイゾーに戻っていきました。あ、今も「腹減った。もう昼やんけ」と起きてきましたわ。もちろん目はまったく見えてないし、粗相をすることも増えてるけど、それでもOK。今の瞬間のサイゾーがより愛おしく、こうして晩年を安心して過ごせることに先生たちに感謝します。このまましばらく行こうな、サイゾー

 

妹が病気になって。

「もうしゃあないやん。しゃあないと思うことに決めてん」と妹のアオコ(本名ちゃうで)が言う。ここは高知県の新庄川。今年の夏に同じ日程で高知に入り、一緒に川遊びをしていたときのこと。やっと2人になったので「で、どうなん?」と切り出した返事がこれでした。「せやな。ねーちゃんもそない思うしかないと思うわ」と言うと、「もちろん結果が出るまではものすごい不安やったよ。でもこんな結果出てしもたらもうどないしようにもないからなあ」と返す。私でさえも最初にお母さんから聞いたときは震えが止まらんかったからな。そら相当怖かったやろう。悪性腫瘍があるって診断されたら。

 


アオコが数ヶ月前に首にぷくっと腫れものがあることに気づき、病院でいろいろなところを回されて診察を受けた結果、最終的に8月アタマに診断されたのが「がん」。しかもリンパという。彼女は17年前に甲状腺のがんを経験していて、そのときにすっかり取り除いて「大丈夫」となっていたはずだった。ところがそれが再発、リンパに転移している状況という。後に主治医に聞いたところ「甲状腺のがんが17年も経って再発するなんて聞いたことがない」らしい。でも実際、そんなことが妹の身に起こってしまった。新庄川の流れを見ながら9月になったら手術をして取り除く予定であること、抗がん剤治療はやらないと聞く。少なくとも手術ができることに感謝する。この新庄川の清流に、アオコの中の悪いものがすべて流れさってしまえばいいのにと願った。

 


高知での夜、お母さんと2人きりになって自然とアオコの話題になった。子どもの頃からアトピーだったアオコに対して「可哀想や。そんな身体に産んでしまって申し訳ない」としくしく泣く母。「母親としてそう思うのは仕方ないと思うけど、親に可哀想って思われるのは辛いことやで。本人に言うもんやないで」「それにな、あの子はあの子にしかないいろんな経験があっての今があるんやで。いろいろ苦労してきた分私ら以上に、誰よりも優しい人になってると思うよ」と私。こんな言葉でお母さんを励ませてるとは思わへんけど、お父さんがおらん今、どこかで精神的な柱になりたいと思ってたと思う。結局なんにも役に立ってないし、病に対してなんにもでけへんのが現実なんやけど。

 


ほんと、何もでけへん。私がしたことといえば近所の神社で祈ったことだけ。がん患者に対する水やら水晶やらサプリやらなんちゃらの神様やらいろんな商売、いやモノがあると聞くけどそういうものは本人が望まない以上一切いらないし、そういうものから守ってやることが私たち家族にできる数少ないことやと思う。最終的には本人の治す前向きな気持ちと医者を信じる気持ちしか拠り所はない。あとは家族の結託か。

 


9月のアタマに予定通り入院、翌日手術が行われ、アオコの残っていた甲状腺とがんのあるリンパ部分はすべて切除された。入院からほぼ1週間後に退院というスピードには驚いたけど、今は声が出にくい状態で自宅療養しています。とはいえ昨日も一緒にビールイベントに行ってきたくらいでお酒も飲んでるし、元気なのでご心配なく。なにより深刻な状況ならこのブログは書いていません。元気にしている証拠だと思ってくださいね。

 


今回のことで考えたことはいろいろあります。がんという死と隣接した病に対する恐怖。大切な家族を失うかもしれない絶望。三人姉妹で50年近く生きてきて、そんな簡単に失ってたまるかという怒り。なのに何もできない無力感。自分でなんとかできることならなんだってする。できる手段があるのはまだ幸せなことというのもよくわかった。仕事のプレッシャーなんて全然平気。やれば何とかなることはたいしたことじゃない。自分ではどうにもならないことに一番のストレスと暗闇があること、それにどう向き合えばいいのかを妹のこの件で学びました。そして、当たり前の健康のありがたみの重さを改めて思い知りました。アオコ、ともかく無理せずに、これからもみんな一緒に楽しくやっていこう。

 

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グリーンハンドマン。

以前、おねえさまのkeiさんに「とーちゃんは緑の手やね」と言われて気をよくした親父。つまり植物を育てる手をもっていると言われ、せっせせっせとうちの狭いベランダで植物を育てています。前も書いたと思うけどやつの代表作はアボカド。スーパーで買ってきたアメリカ産だかのアボカドの種をきれいに洗って水耕で根を出し、土に植え、今やこんなことに。

 

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わさわさのぼーぼーやでしかし。アボカドだけでいったい何鉢あるんやろ。こないだの高知旅行で枯れた鉢もありますが「いいんよ。こうして新陳代謝してまた新しい葉っぱが出るんよ」とグリーンジジイが言う。そしてこの前、私の好物の枇杷を買った後も「このタネ育ててみよう」となり、綺麗に洗って土に植えたら

 

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芽出てるし。ほんまうっかり種もん買われへんで。全部植えよるで。枇杷は10個ほどあって、この個別に植えられた琵琶子たちは実は一軍。育ちの良い子だけが選抜されてこの待遇を受けています。ということは

 

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残った二軍がこちらにいます。「なあなあかーちゃん、あの二軍の枇杷子どうしたらええと思う?」と言うので「まあ一軍の子らがほんまに育つかわからんわけやし、様子見て二軍の一軍昇格も考えたらええんちゃうか」「せやな」「いつ頃まで時間はあるんや?」「もうそろそろ土を来年に向けて準備せなあかんからもう見極めなあかんのよ」らしい。まるでプロ野球チームの経営陣のような会話ですが、忘れてはいけません、枇杷の話です。せやけど冷静に考えてみよや、枇杷5鉢もいりますか?グリーハンドマンにとっては命の選別がこの上なく苦しいらしく、「だれかもらってくれへんかなあ?」なんやて。どなたかいります?枇杷子。

 

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これはバジルですけど、この子のルーツはスーパーの野菜売り場で売ってる土付きポットのハーブシリーズ。キッチンの片隅で水で育てて使い終わったらはいおしまい、のハーブすら土に植えたがるグリーンハンドマン。ほんでこのわっさわさ。料理にもっと使ったれやと言うと「ボクそんなにバジル好きやないんよ」やて。今私がグリーン親父にお願いしてるのは「来年の夏にピーマンが成るようにしてほしい」ということ。この夏は野菜を育てなかったので来年はもぎたてのピーマンを食べたいというのがグリーン(←雑)に頼んだ唯一のミッションです。ピーマン用の土作りに励むためにも、あの二軍枇杷子をどうするかが重要ならしい。あ、そうそう、こないだ立派な根付きのパクチーを買ったので2鉢土に植えたらこれはどちらもダメでした。でもグリーンが言うには「彼らから命をもらったからいいの」なんだって。

来年の夏に立派なピーマンがわっさわっさ成るようにかどうかわかりませんが、先日Amazonから新しい土が届いてました。我が家はまるで農家さんです。

 

 

お腹の問題。

今回のお話は、お腹に悩む人に向けた解決のヒントをご紹介するものです。お腹問題を抱えているのは女性が多いと思いますが、わたしもそのひとり。BBAになって便秘に悩むことが増え、ここ数ヶ月はお腹の張り(いわゆるガス溜まりね)が辛くなってきました。そんなことを先日、うちのボスと仕事を終えた車中でしていたときのことです。

 

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「お腹の問題って仕事のコンディションにすごい直結しますやん。気持ち悪い状態が続くのがイヤなんで、ここのところビオスリーという整腸剤のようなもんを服用するようにしたんです。そしたら少し安定してきたかなあって感じで」「ふうん」「まあボスは出過ぎるくらいの人やからこういうことあんまりわからんと思いますけどね」「俺の肛門括約筋は並大抵やないからな」「はい、昔から聞いてますその話」「そやけどなお前、腹のこと全然わかってへんな。まだまだやな」「はっ?」

 

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ボスは1日に何度もスムーズに出せる超快腸さん。現在は糖質制限の影響でやや回数は減り気味やけども「それでも問題ない」ならしい。うらやましい。そんなボスが長年にわたって編み出したのが「自分の腹とコミュニケーションする」技だと言う。「朝起きてトイレで済ませても、仕事行く前にもう1回行っときたいときあるやん。そんなときに腹に《もっかい行くか》と呼びかけるんや。すると尻にもぞもぞと揺らぎが起きるんやな。揺らぎが振動になって腸を刺激して行きたいときに出せる、そういうことになるわけや」「ほほう」「そやからお前は腹のことが何にもわかってへんのや。コミュニケートが全然できてへん。よう言うやないか大腸は第2の脳ってな。つまり脳の意識と腸の働きを繋ぐ、ひとつにするということが腹のコントロールにとって大事なんや」。

 

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うちの妹のアオコも言うことをきかん腹に語りかけては宥めすかしてやってますけどね、というと「まだ修行が足らんのやろうな」やと。「ほらこんな話してたら腸が勘違いして《行きますか》ってなってきたわ。ちゃうちゃう今やないって念を送ったら治まってきたわ」という師範級。そっかコミュニケートか。脳と腸をひとつにつなぐコントロールか。深いなボス。仕事だけでなくこんなことにも学ぶわ。せやけど私は師範のレベルまでなかなか到達しそうにないので、とりあえずは手っ取り早くビオスリーで腸と仲ようさせてもらいますわー。

 

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忘れられない出来事。

今回の高知旅でひとつ、忘れられない出来事があったのでここにまとめておきます。Twitterやインスタでも書いたのですが、私たちが新庄川でほげほげしていたとき、となりのスペースに若いファミリーがやってきました。「ここいいですか?」と奥さんが声をかけてくれたことに好印象を抱いてなんとなく様子を見ていると、次々に運び込まれるキャンプ用品がとてもかわいいことに気がついた。初めて見たんやけどうさぎのロゴが入ったブランドで、「あーセンスええなあ」と思ってました。話し方を聞いてるとどうやら高知の人のよう。すると娘(あとで聞いたところ5歳のイマリちゃん)がこっちにやってきて「犬かわいいねえ」と言う。「そう?もうおじいちゃんなんよ」とてっきり犬に縁のない家族かと思っていたら「うちの犬もなんちゃらかんちゃら」とイマリちゃんは言う。見るといてるやん!しかもヨークシャ2匹いてるやん!犬がいるのにうちのサイゾーに興味をもつとは珍しいなあと思ってました。

 

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わたしがイマリちゃんに一瞬で惹かれたのは、その屈託のなさだけでなく短髪の丸メガネに渋色のルック(お母さんのセンスなんやろうね)という個性的な出で立ちがとってもかわいかったこともあります。「また犬寝てるねー」と私たちの帰り際にも声をかけてきてくれて「明日会おうね」とその日は退去しました。翌日もまたちょこちょことサイゾーの様子を見にきては何かぽそぽそとしゃべるイマリちゃん。どうやらこのご家族は1泊で帰るらしく、お父さんとお母さんがちょっとずつ片付けをはじめています。川遊びを済ませて着替え、木陰で何か書き物をしていたイマリちゃんがこっちにやってきて、「あんまりかわいいから描いた」と見せてくれたのは

 

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まさかのサイゾー!「えー?描いてくれたの!ありがとう。とっても上手やね」というとタタっと木陰に戻り、しばらくしたらまたやって来て

 

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「お花足した」と言う。おばちゃんうれしくて涙腺崩壊。かわいい。かわいすぎるよイマリちゃん。彼女にとっては見慣れたヨークシャと違ってサイゾーの垂れ耳がふわふわしてるのが印象的なんやろうね。足が短いのも興味深いらしい。よく見たら水色の服まできっちり描いてくれてるやん。BBAひとり感動に震えていたら(親父はケツをかばいながら流れ中だった)また木陰に戻っていきました。ああ、なんて素晴らしい出来事。こんなことがあるんや。

 

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と思ってたらまさかの2枚目を持ってきた。よく見ると私たちらしき人物も一緒に描かれているではないか。川と犬とお花と私たち。酒飲んでばっかりの汚れた心が浄化されていくようや。この後イマリちゃんはこの2枚の絵を「プレゼント」と言ってわたしにくれて、新庄川を去っていきました。

 

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この2枚の絵は大切に財布にしまって持って帰ってきました。フレームを買ってどこかに飾りたいなと思っています。いつかまた彼女に会いたいな。大人になったイマリちゃんに会ってみたいな。そんな記憶に深く残る夏の出会いと出来事でした。