十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

しょぼしょぼで食べない犬。

もうサイゾーの病院で1時間待っています。少し前にも肝臓の検診で連れてきたばかりというのにまた来ている理由はふたつ。ひとつはもう視力のない左目から涙のようなものを出してその跡がほほに残り、デビルマンのようになっていること。ま、デビルマンになるのはええとして、しょぼしょぼになった目を気にしているようなので眼球周りに不都合が起こっているのか、このまま放っておいていいのかを確認するためです。そしてもうひとつは、ご飯を食べなくなったこと。もう3日ほど美味しいささみ肉を入れたスペシャルディッシュにしてやってるというのに、口をつけようとして結局食べない日が続いていました。さすがに体力が落ちてくるし心配やん。でも好きなおやつは食べるし、これはジジイのワガママかと思い、

 

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昨日このローソンフードを与えてみたら、昼夜ともに完食ぺろり。やっぱりあんた「メシ飽きた。美味いもん食わせ」のハンストか。こいつめ。しかし高齢なので食べない状況を続けるより何でもいいから食べることの方が大事なので、こういうものを食べさせていいかもテンダラーに確認したかったのです。

 

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さて診察が終わりました。しょぼしょぼの左目をしっかり診て、わたしの目の前で器具を出して検査をはじめるテンダラー。左目の角膜がかなり傷ついているらしく、なんちゃら(忘れた)という症状だと言われました。「サイゾーくん目が痛かったからご飯食べられへんかったんちゃうかなあ」「いや先生、フード変えたら食べたんでっせ」と言いつつ、ともかくこの目を治すことが先決やと。これから1週間は3時間おきに目薬&エリザベスカラー装着を義務付けられました。さささ3時間おきて。新生児の授乳やないか。しかもこの目薬、3種類の機能をもたせるものになるらしく、「市販のものなら1回に3本さしてもらうことになりますが、サイゾーくんの血を使って目薬に使うと1本で済みます。どうしますか?」「お値段は?」「ほとんど変わりません」「なら血液で」となり、いま血を抜かれた犬が戻ってきました。


例のローソンフードを使うことについては「今はきちんと食べてくれることが大事なので好きなものを与えてあげてください」だそうです。また来週連れてきて目の状況と肝臓の数値も調べてもらうことになるな。時間もお金も飛んでいくー💰

ラブホで遊ぶ子どもたち。

私のお母さんKZ子は三姉妹の真ん中で、両親は高知の生まれながら大阪に出てきて商売をはじめました。銭湯をした後に連れ込み旅館、ラブホテルをつくり、私の母方のおじいちゃんおばあちゃんの記憶はこのホテル「金閣」からはじまります。金閣は昔のラブホさながらで、入り口で靴を脱いでもらい、お部屋まで中居さんが案内するシステム。一階にはスタッフが集う「帳場」と奥に台所と大きなテーブルがある部屋があり、私たち子ども軍団はこの帳場か台所か二階の一室「アメジスト」(通称アメ)で遊ぶことが許されていました。アメは部屋のひとつなのでテレビと大きなベッドとトイレとお風呂がある小さな部屋でしたが、子どもが遊ぶのには充分。ちなみに金閣のお部屋はすべて、宝石類の名前に由来した名前がつけられていました。サファイヤとかルビーは洋室のしつらえで、石庭など和風の名前の和室のしつらえの部屋もあり、ラブホといえども裸の外人のおねいちゃんの写真が一枚ベッドに貼ってあるくらいで、私の記憶ではそんなにラブホラブホしてない印象です。昭和の名曲のシングルレコードが入ってるジュークボックスもあったしね。

 

 

子どもたち、というのは、私と妹たちだけでなく、お母さんの姉の子ども、私にとっては従兄弟となる兄ちゃんふたりがいました。この従兄弟たちとは子ども時代、金閣でよく一緒に遊びました。彼らの母親、つまり私たちにとって叔母さんとなるSNEちゃんは長女として旦那に婿に入ってもらい、金閣の経営に携わっていました。婿になったおっちゃんは、金閣のガレージ担当をしていて、ガレージの隅にある小さな部屋で、夏の日は扇風機を、冬の日は電気ストーブをかけていつも小さいテレビを見ていました。うちのお父さんとは若い頃から仲がよかったらしいですが、ともかくおっちゃんはまともな仕事に就くのを嫌っていたようです。

 

 

金閣の最上階におじいちゃんとおばあちゃんが住んでいたので、私たちにとってはここが母親の実家です。夏のいくたまさんのお祭りには浴衣を着せてもらい、従兄弟の兄たちと手をつないで夜店を遊びました。大人たちは台所に集まって酒を飲み、おじいちゃんは「あのロープ引く当て物は絶対やったらあかんぞ、お前ら」と言い、おっちゃんは「屋台のイカ焼きを買うたらあかん。◯◯の店で買うてこい」と千円札を子どもに渡していました。うちのお父さんは飲んだ後に麻雀に行ってなかなか帰って来ずお母さんを怒らせていました。

年末にはガレージで餅つき大会をします。おっちゃんが餅米を蒸して運び、他の男たちが杵を持ち、おばあちゃんが手を濡らし、掛け声をかけながら上手に返します。私たち子どもはつきたての餅を丸めて「あんこがいい」「きのこがいい」などと言いながらお腹いっぱいお餅を食べました。お正月1日は金閣もお休みして親戚みんなが集まり、石庭の部屋で鍋を食べました。退屈した子どもたちはアメで隠し芸大会を見てました。みんなマチャアキにしびれていました。

 

 

そんな風に季節の行事を楽しみにしていた子ども時代が過ぎ、おじいちゃんが亡くなり、金閣も終わりました。金閣はマンションに建て替えられて私たちが遊んだ昭和のラブホはなくなりました。そのあとおばあちゃん、うちのお父さんが亡くなりましたが、従兄弟の子どもたちが成長して子どもが生まれ、新しい家族も増えています。こうして私のいるステージが変わっていきます。いつまでもあのときの子どものままでいたいのに時間はそうはさせてくれません。大人たちが順番に順番に姿を消して私たちの立ち位置が上がってしまう。イヤやなあ。なんとかならんのやろうか。どうもならんのか。そんな気持ちになったのがこの度のおっちゃんの死でした。2月5日に亡くなりました。肝硬変による多機能不全だったそうです。83歳でした。

 

 

仕事嫌いのおっちゃんでしたが、私たち三姉妹のことを可愛がってくれました。小さいときは遊びに連れていってくれたり、プレゼントをくれたり。「おっちゃんはかっこええなあ。お父さんとは全然違うわ」なんて子供心に思ったものです。おっちゃんはスポーツが好きで、中年期以降は女子高のソフトボール部の監督をやっていたのですが、今回のお通夜やお葬式にたくさんの教え子が弔問に来てくださったのには驚きでした。もう20年以上も経っているのに、涙を流して見送ってくださる姿におっちゃんの私たちの知らない一面を見ました。おっちゃんの人生は幸せやったのかな。どうでしたか。あっちの世界でお父さんとまた美味しいお酒を飲んでくださいね。私たち姉妹を可愛がってくれてほんとうにありがとう。

 

 

今度のおっちゃんの法事に、もうあの店はないけどどこかでイカ焼きを買って供えたいなと思っています。「典子、これとちゃう」って言わんといてや、おっちゃん。

 

 

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テニスせずしてテニス肘。

2ヶ月前くらいだったでしょうか。突然とーちゃんが「左肘が痛い。持ち上げると激痛が走る」と言い出しました。「何かしたん?心当たりは?」と聞くと「まったくない」と言う。よくある50肩的なものかと思い「そのうち治るんじゃね」と放置してましたが、その後も毎晩せっせと肘に湿布を貼って痛みをアピってきます。「そんなに痛いんやったら病院行きぃな」と言うと「行ってもしゃあない。レントゲン撮っても結局理由はわからず、湿布もらって終わりが関の山や」と親父。まあ確かにそうやわな。「これはきっとテニス肘なんよ。いろいろ調べたけど間違いないわ」は?テニス?あんた一度でもテニスしましたっけ?「いやしてないけど症状はぴったりなんよ」ふーん。不思議なもんやな。テニスせずしてテニス肘。「ほんだらうちの従兄弟に鍼打ってもらい。絶対一番ええよ。ちゃんと診てくれるから安心やで」というと「イヤやあ。鍼痛いやん」「痛くない」「怖いやん」「まったく怖くありません」「ほんだらかーちゃんついてきてくれる?」「アホ言いな」とさんざんやりとりしまして、ようやく腹を決め、昨日従兄弟の鍼灸院に行ってきました。もちろんひとりで。

 

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うちの従兄弟の鍼灸院は谷9にあるので、終わり時間に合わせてハイタン(関西人以外にはわからないよね)の寿司屋に集合。「で、どやった?」とビールを飲みつつ聞くと「全身に鍼うたれた」「せやろな。痛なかったやろ?」「痛かった」「さよか」「でもきっちりあっちこっち触ってくれてな、言われたんよ筋肉が違うって」とうれしそうに話す親父。聞くと、僕の筋肉は上が柔らかく、下は硬い二層になっててツボを探すのが難しかったらしいと。この二層の筋肉は珍しくてまるでスポーツ選手のようやと。「それは筋トレしてるからそうなってるってこと?」と聞くと「いや、体質的なものちゃうかな」とおそらく本人の推察で語りはじめるおっさん。「世が世ならイチローと並んでたはずや。東京オリンピックにも呼ばれるかもな。電話かかってくるかもな。聖火リレーかな?でもまあ選手生命の危機やからなこの痛みは」と肘をさすりながら悔しそうな顔をするおっさん。何言うとんの。もうええってそのデン。

 

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「ほんでさ、その痛みの理由、テニスやなくてスマホやろ?」と言うとはにかみながら「う、うん」と認めるおっさん。私もあれから調べたところ、テニス肘と呼ばれる症状が実はスマホを持つ姿勢で起こってるという記事を見つけてたのよね。「今この症状の人増えてるんやって。だから利き手じゃない左肘なんよ」ならしい。「あんたゲームぽちぽちやっとるもんな。ヤメや」と言うと「はい」と小さくなっておりました。

 

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鍼をうったからと言ってすぐに肘の痛みがなくなるわけじゃないけど、全身を触ってもらって鍼をうたれた経験はそれなりに良かったらしく「人生60年にして初めての鍼、なんかスッキリしました」といたく喜んでました。良かった良かった。うちの従兄弟と高知行きの計画を語ってきたらしく、身内にやってもらえる安心以上のものがあったようです。これからどんな風に肘の痛みが改善していくのか、鍼効果注目しときまーす。

フレディに寄せて。

フレディマーキュリー、あるいはQueenに対して、私の実体験では特別な感情は何もありませんでした。中学生の頃くらいかな、ラジオで洋楽を聞き出して、テレビの洋楽番組で聞いたり見たりすることはあったけど、はっきりいうて「変態のおっちゃん」(フレディな)くらいの印象しかなかった。ごめんやで。だってあんなピチピチの格好してるねんもん。絶対ゲイやんこの人って思ってたし、音楽に対する関心もほぼなかったです。まあデュランデュラン派やったしな。Japan派(Xちゃうで)やったしな。なので正直、「お正月休みに家族で映画を観る」ことが目的で、ボヘミアン・ラプソディに対してさほど期待はしてませんでした。

 

 

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評判が高いだけあって、彼の人生の編集力はやはり素晴らしかったし、クライマックスのライブシーンの映像力はすごかったです。フレディが抱える葛藤や孤独や陥落や高揚がとても上手く表現されていて、「変態のおっちゃん」に対する見方は大きく変わりました。そしてやっぱり音楽がすごいね。良いね。チリチリ頭のギターの人(ごめんやで)の再現力も評価されてるらしいね。あっという間の2時間半で、Queenってええなという印象に変わりました。うちの妹アオコはライブシーンでずっと泣いてたらしいですが、私はちょこっとうるっとした程度やったな。というのもやっぱり、フレディがエイズで亡くなることを知っているので、全体を通してのストーリーについてはそこまで期待を超えるものではなかったというのは正直なところです。いわゆる「やられた」感が無いというか。

 

 

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映画を観終わって、うちの母KZ子、妹のクローバーとその夫のヤチョン、妹アオコに映画を観てないとーちゃんも加わって蕎麦屋さんで乾杯。興奮冷めやらぬ我らはことあるごとに映画トークになってしまいます。「ほら、ちょっと前に有名な外人のミュージシャン亡くなったやん。マイケルじゃないで。あの人のお話やったのかしら?」と母が言うので「それ誰や」とやいやいしてると「ああ、それ、プリンス!」と母KZ子。「プリンスちゃうちゃう」とツッコミつつ(てかそれもわからんと観てたんかい!)、「まあプリンスも不可解な死やったしそのうち映画になるかもねえ」なんてことに会話が発展していきます。発展しすぎて「しかしあの最後のライブのフレディの衣装は究極やったんやろうね。あれだけ派手な衣装やったのが白のタンクトップに白のデニムにあのベルト、最後はああいうスタイルに行き着いたんやなあ」とアオコが言うと、「それ仲本工事スタイルやん?」となり、「じゃあフレディは仲本工事リスペクトやったんか〜」と爆笑。いや失礼。ごめんて。だからうちらの音楽レベルはこの程度なんですって。

 

 

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みんなと別れてとーちゃんと家に帰ってからも、ボヘミアン・ラプソディのサントラをかけてしばし余韻に酔いしれました。映画館で映画を観るのってやっぱりええなあ。好きやわあ。こうして正月早々映画を観て、みんなで食事するパターンを定例化しましょうとなりました。来年の正月は何をみんなで観るのかな。観た後にああだこうだという時間もこの上なく楽しいものです。とーちゃんは観てないけど(人混みが嫌いで映画館には行きたくない派)、観てきたかのように会話に入ってくるこのこじ開け感もなかなかのもん。「あの主役の子はものすごい人数の中から選ばれたんよ」って言うてたしな。またその情報ヤホーニュースかいっ!

年末年始雑感。

2019年がはじまりました。明けましておめでとうございます。元日は友人が来てくれて鴨鍋を食べ、2日はうちの実家に集合しておめでとう、今日3日は家にこもって年賀状を書きました。明日はうちのお母さんや妹たち、義弟と一緒にボヘミアンラプソディー観に行ってきます。そんなこんなであっという間に新年の休みが終わり、日常に戻っていきます。また今年もあっという間に終わるんやで。気がついたらゴールデンウイークやで。気ぃつけなあかんで。

 

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この年末年始にかけて、気づいたことがあります。大晦日に片付けが済んでゴミを出そうと思ったんやけど、「いやまだ出るなあ」と思って年越してから捨てようと思ったの。蕎麦食べたら箱がゴミになる、新しいカレンダーに変えたらゴミが出る、とひとつ何かするたびにゴミが出るわけ。「これいつ捨てるねん!」と自問しながら結局このゴミを出したのは2日でした。結婚したばかりの頃にお母さんに「家事ってやってもやっても終わらんね」と言うと「それが生活するってことや」と言われたのを思い出した。生きるって、生活するって、ゴミを出し続けること。それがいまの私たちの暮らしなんやなあと思ったわけです。

 

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晦日に予定通りすべての用事を終わらせて夕方風呂に入って身体を清め、紅白に臨みました。見ました?紅白。今年はほんと良かったねー。特に中盤以降の盛り上がりは素晴らしかったと思う。私は毎年欠かさない子どもの頃からの紅白ウォッチャーですが、近年ではナンバーワンではないでしょうか。サザンが締めるのもこれ以上ない演出やし、ユーミンの盛り上げも、ヒロジとリンゴのパフォーマンスもグッときたな。ウッチャンの司会もちょうど良かった。眠くなることが一切なく、ニヤニヤしながらあっという間に終わっていきました。今年はハードル上がって大変やなあと心配するで。

 

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明日は映画を観た後に家族で蕎麦屋さんに行き、土曜日は家で仕事して、日曜日はのんびり過ごして年末年始の休みが終わる予定です。あんなに大掃除頑張ったけど、またホコリが積もっていくし、冷蔵庫はすっからからんになっていくし、洗濯物も溜まっていくね。これが生活。これが生きること。ゴミの日に敏感になりながら、今年も普通に平凡に生きていきます。

 

 

 

納めよう。

30日ですね。納まりましたか?わたしは納まっているようで納まっていません。仕事を残してしまいました。無念。書かなきゃいけない原稿4人分を年明け休み中にやることにしました。無念。しかしその他は納まっています。我が家の年賀状は届いたし(発送は年明けね)、大掃除もほぼ終わっています。会社の大掃除とニューイヤーカード作りと納会も昨日終わりました。今日はこれから九条のお母ちゃんのお店で飲み、お正月用の鴨肉を引き取ってきます。明日は高島屋で最後のお買い物。お風呂で清めて新しいパジャマに身を包み、紅白を見て納めます。納めてしまいます。

 

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あっという間に1年が終わってしまう。なんでこんなに早いんやろう。てか今年って何してた?そう思って自分のインスタやブログを見直すと、ああこんなこともあったなあと思うけどそれでも記憶は抜け落ちてるね。いろんなところに行ったよなあ。福岡、広島、名古屋、東京、千葉、静岡、新潟も今年やんな?そうそう北海道も2回行ったね。全部これ取材仕事なので何人の人にお目にかかったやろう。話を聞いて原稿に仕上げるという繰り返しですが、大抵「よくまとめてもらえてうれしい」と喜んでもらえるのでこちらもうれしい限りです。コピーライター冥利につきますね。

 

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仕事でいうと今年はあんまり揉め事がなかったように思う。まあまあスムーズに運んだ仕事が多かったかな。めんどくさいこともややこしいことももちろん起こるけど、そういうときこそ丁寧にやるしかなくて、きちんとやれば最終的にはわかってもらえる。うちのような制作会社は下請け業ですが、下請けじゃなくてパートナーとして認めてもらえることも増えて、そういうクライアントさんを大事に誠意で向き合ってお互いの成長になる仕事にしたいとおもってます。

 

 

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来年はどんな仕事をすることになるんやろう。どんな人に会うんやろう。新しく入ってきたヤングたちを育てつつ、彼らが自信を持って面白がって仕事に取り組めるようにしてあげたいと思ってます。個人的な作品づくりもそろそろやっていきたいな。だからやっぱりiPadいるな。いるわ。自分へのご褒美に買いましょう!納めよう!

 

 

イトウちゃん。

靴下のくたりーから忘年会のお誘いをいただきました。「23日、昼から時間制限なくゆるゆるやります。個室で火鍋です。お酒も自由に持ち込んでもらっていいですよ」とある。はて。場所は彼のいきつけの茨木駅前のワインバーなんでしょ?なんでバーに個室?なんで火鍋?時間は無制限? 意味わからんし情景がまったく浮かばんわ。まあいい、こういうときは細かく聞かずして流れに任せるのが一番。12時45分の茨木駅集合に合わせて、妹アオコととーちゃんの3人できっちり梅田でゼロを済ませ、茨木に向かいました。

 

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くたりーの案内で彼のいきつけのバーを素通りし、となりのマンションの一室に案内された。「ここね、バーのオーナーが借りてはる部屋なんですけど、今日は貸切ということで」ならしい。普通のマンションの部屋やん。キッチンもお風呂もあるで。セラーにはワインが、冷蔵庫にはビールとグラスがきっちりと冷やされ、飲んだ分はお支払いするシステムらしい。なんと合理的で素晴らしいの。そしてしばらくすると

 

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火鍋をふたつ持っておじさんがやってきた。「えーっと、この近所でお好み焼き屋をやっているイトウちゃんです」とくたりーが紹介。イトウちゃんはビールが好きなのでとりあえずビール飲んでもろたらご機嫌さんならしい。てかさ、ちょい待て。お好み焼き屋さんでなんで火鍋なわけ? 「それはね、まあいろいろあって」と濁されてこっちもええ匂いするしどうでもよくなってきて早速火鍋をいただくことに。秘伝のタレを持ってきたイトウちゃん、「これで辛さ調節してね」とビールをぐいと飲んでそそくさと出て行った。おおきにやでイトウちゃん。

 

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イトウちゃんメイドの火鍋はとにかく具沢山でスープもとても美味しい。火鍋って赤と白で仕切られたイメージしかなかったけどこういうのもあるんやね。知らんかった。みんなで落ち着いてなんやかんやと喋りながら飲んで食べていたらまたまたイトウちゃん登場。「これな」と出してくれたのが

 

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手作り餃子やん!めっちゃええやん!イトウちゃんの料理は餃子も美味しいと評判らしい。皮はイオンの皮らしいけど、ニンニクが効いてなかなかパンチのある味。うんめー!てかさイトウちゃん、お好み焼き屋さんやんな?

 

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その後もちょいちょいやってきたイトウちゃん。2つの鍋に麺とご飯をそれぞれ入れてフィニッシュまで自らやってくれました。卵を入れるタイミングや蓋をあけるタイミングまで指示を出してなかなかのこだわりよう。「まあ座って飲もうよ」とイトウちゃんにビールを注ぎ、彼がナニモノなのか探ってみる。

 

1嫁とは10年前に別れ、21歳の年の差だった。ハタチ過ぎの娘がいる。

 

2ずっと中国料理畑で働いてきた。あっちこっちの店を任されてきた。茨木のイズミヤの一角を任されたときはそうとう儲けた。「俺料理上手いねん」

 

3カラオケが得意。でも歌うのはムード歌謡一本。「演歌?あんまり歌わんなあ」らしく、100点満点を何度も出している。かなり自信ありで今度とーちゃんとカラオケ対決することに。

 

4お好み焼き屋やけど「唐揚げも上手いで」ならしい。美味しい焼き飯の作り方も教えてもらった。お好み焼きには刻んだ長芋を入れるのがミソらしい。

 

5このお好み焼き屋は別れた嫁の親のものやったらしい。詳細はわからんけど引き継いだ模様。

 

などなど。ともかく同じ親父同士とーちゃんと意気投合して(イトウちゃんは67歳でとーちゃんよりはお兄さんね)、「また会いたい。店に行くわ」とがっちり握手してイトウちゃんは店に帰っていきました。ほんとワロタ。なんやこのおっさん。アオコがイトウちゃんの顔をじっと見て「織田裕二に似てる」っていうてたけどほんまそう。よう見たら白髪の中に小さいおだゆーがおる感じ。いやあ今度はぜひにイトウちゃんのお店で新年会やりたい。やりましょう!くたりーオモシロ体験をありがとう。茨木なめたらあかんね。こういう町にこんなすごい人がいることが素晴らしいことやと思う。キラキラしたゴージャスな店で長い帽子被っていきってるよりずっとかっこいい。ぜひとも近いうちにイトウちゃんの作りたてのお料理をいただきたいものです。くたりーよろしく!