十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

眠る犬、祝われるとーちゃん、考える私。

チョモランマ

おでん屋のお姉さんが書き込みしてくれたサイゾーの寝姿は、コレです。あまりにも図太い寝方なので思いあまって姉さんに画像を送っていたのでした。これが犬であることを捨てた犬の図です。
で、今日。朝7時の新幹線で東京に行き、とんぼ帰りで夕方大阪に戻ってきた私。今日はとーちゃんのホントの誕生日なので、一仕事終えてさっさと帰るぞ〜と意気込んでいたら、一本の電話がかかってきて、すでに終わっていた仕事のミスが発覚。うー、一気に気分はブルーへと急降下。そんなこんなもあって、結局会社を出られたのは夜の10時をまわっていた。
幸い、とーちゃんは会社の人たちがお誕生日のお祝いをしてくれてるとかで、一杯やってて遅いよう。ふー助かった。サイゾーと会社を出て、てくてくと歩きながら家路を急ぐ。特にそのミスのことが占めていたわけやなかったけど、子どものとき「どんなことがあっても、お父さんとお母さん、私の家族は絶対私を守ってくれる」ということに気づき、ものすごく安心した気分になったことを歩きながら思い出した。あのとき友達とケンカでもしたのだろうか、とてつもない(子どもによくある)淋しさが押し寄せたのだろうか。…そうか〜、世間を賑わす子どもの自殺は、いじめとかいうよりも「守られてる」と感じられてないんやな…でないと死にはせんよな〜…サイゾーは私らに守られてるって感じてるんかなあ…アホやからわかってないなあ………そうか、今の私も家族や会社(会社の人たち)にちゃんと守られてるんやなあ。とか考えているうちに家に着いた。
ミスのことはボスに報告しているし、あとは状況次第でどうなるかはわからない。でも明日も私はいつも通り会社に行って、いつも通り仕事をする。もちろん、ミスの反省はして、改善策も考える。でもこんなことも一人だったらもっともっと不安で家にいてもいたたまれないだろう。一人じゃないことに気づくことが、生きていくうえで一番大事なのかもしれません。なんて、ちょっとおセンチな私。