昨日の夜、晩ご飯に鯛の切り身の塩焼きやら玉子豆腐やらスモークサーモンのサラダやらをほちほちつまみながら、とーちゃんと泡盛でしゃべっていた。何気にテーマはちりとてちん。「いや、面白いと思うよ、ホンマに」とやっと本音を出したとーちゃん。「そう？やっと認めたな」「まあな、正直、芋たこなんきんもよかったけど、それより上やわ、今回は」と、素直になったとーちゃんが、ちりとての良さを語りはじめる。「みんなええ人やろ。そらな、いろいろあるで。でもみんなのこと信じられるやん」と今さらながらこんこんと話すとーちゃん。「せやからずっと言うてるやんか、面白いでって」「まあ、まあな」とーちゃんは新選組！のときもそうやった。「こんなキャスティングやったら見る気せえへん」と強気に言うてたものの、無理やり見させていくとほろほろとしぃ、くすくすとしぃ、どんどんこの世界にはまっていく。面白いええ脚本は、ちゃーんとこの世界に引き込んでいくもんなん。そうやって今回も、とーちゃんを見事ちりとての世界に引きずり出した。
「何や続編の話しを遠藤プロデューサーがやります感で言うたらしいけど、実際は何も決まってないらしいで」と私が言うと「そうなん？」と返す親父。でもなワシ、思うねん。ちりとてで続編やるんやったら、この話の延長やなくて、スピンオフやろ。「せやな、かーちゃん。ボクもわかるわ、それ」と親父もナットクしてるよう。「これだけ脇のキャラクターが際立ってたら、放っておくのももったいないやろう。現実的にまたキャストを集めてやること考えたら、脇の人の話しで広げる方が撮りやすいやろうしな」たとえば小次郎と奈津子さんの恋話とか〜、草々と小草若の子どもの頃の話とか〜、寝床の大将と奥さんの話でもいけるかもしれん。。。ほら〜、いっぱいできるやん、脇だけで。
かーちゃん、絶対それやわ。と親父がうんうんうなずいている。やりましょうよ、ちりとてのスピンオフ版。個人的には正平の話を広げてほしいなあ。だってマジレッドやもん、正平くん。結構こちらも好みのタイプなのよ♪。結構、マジで、あるんちゃう〜？
