十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

自己主張のはげしい人々。

いろいろなことが起こった一週間が過ぎました。はあ、もう土曜日。せやしもうゴールデンウィークやん!いつの間にこんなことに。早すぎる。CD買いにいけてないし、アニソンベスト作らなあかんし、ちゃっちゃとやらんとね〜。







昨夜、久しぶりに焼いた厚揚げ。これは近所のスーパーで売っているぷるんぷるんのソフトタイプですが、角立てたがな。う〜ん職人。「かーちゃん、この焦げてるとこめっちゃおいしいわ〜」と親父が言うが、ふふん、それはわざと焦げを入れているんだよ。職人の計算さ。








そしてこちらは前日の残ったローストビーフを、とーちゃんが醤油やわさびやらでちょこっと漬け込んだ第二弾。「もう見て、この焼き具合。自分でも怖いわ」と一人おののいている親父。確かに我が社の後輩くんもこのブログを見て「とーちゃん、すげえ」って驚いてたほどだったので、それを言うと「だろ〜?もうとーちゃんってホンマにスゴいからさあ」と自画自賛劇場がはじまった。








「あの小説の構想もさ、もう文芸春秋あたりから連絡入ったらどうしようと思ってドキドキしててん♡」は?何の連絡?「小説書いてくださいよ、の連絡に決まってるやん!50才にして文壇デビュー?大型新人登場?いや〜、どうしよう〜」・・・・いや、どうもせんでええ。








「それにこの料理よ。はっきり言うてプロの域やと思うんよ。いやいや店出して小説書いて、両立できるんかな〜。大変やろうな〜」と妄想世界で楽しんでる親父。あのローストビーフは今回、フライパンだけで作ったらしく、面の部分に火を通してアルミホイルに包んで寝かしただけ。「だからな、火を通しすぎず、遠さん過ぎずが微妙なんよ」と語り始める親父。実は近所のビストロのマスターに伝授されたらしく、「何よりも早いうちに冷蔵庫から出しておいて、肉の温度を常温に戻すことが大切なわけ」と言う。うん、それは何となくわかるような気がする。









そしてこちらは、よだれでベチョベチョになったフランスパンのおもちゃを大事そうに(しかもイケズそうに)抱えている犬。もうすっかりピーピー鳴らなくなりました。このおもちゃはぬいぐるみみたいな素材なので、噛むことで歯の掃除になるんですね。だから遊んでくれるのは大いにOK。だけどそれを足下になすりつけてきて「ほれ、欲しいか、遊べよ」と誘うのはやめて。いりませんから。









・・・・こうして見たら、「厚揚げ師と自称する私」「小説家と料理人をまたにかけようとしている親父」「おもちゃを譲らないワガママな犬」と自己主張のはげしいメンツが揃っているんですねえ。我が家は。だからこそブログネタにも困らんとも言えるが、どうなんだろう。世の中からはみ出してる?大丈夫・・・よねえ?