十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

ジェットコースター2Days

新年早々やらかしました。私、財布を落としました。今回のブログはその経緯と私が取った行動と感想と反省を交えてまとめていきます。万一皆さんが財布を落としたときに役に立つかもしれませんが、まあ落とさないことを願います。長くなるヨー。

 

その日、とーちゃんから「コンビニでサラダ買ってきて。できれば2種類」とLINEがあり、会社を出て隣のコンビニへ。ここには袋入りサラダが1種類しかなかったので、帰り道のどこかのコンビニに寄ればいいやと自転車の紺太郎にまたがり家に向かいました。途中のセブイレでサラダを買い108円払ってサラダと財布をカバンに入れました。ここまでははっきりと記憶があります。その後帰宅してサラダをとーちゃんに渡し、何事もなく過ごしました。財布が無いことに気づいたのは翌朝。通勤途中に立ち寄った郵便局で気づき、ここで初めて焦りとまさか?な気持ちが湧き上がります。念のためとサラダ買ったセブイレで聞いてみましたが「ありません」とのこと。もやもやしながら会社に行き、どうしても外せない打ち合わせに参加してお昼休みに「家にあるか見に行ってくる」と戻りました。財布の中には運転免許証、社会保険証、銀行カード、クレカ、Tカード、ポンタカード、ライフのポイントカードと私の生活に欠かせないものがすべて入ってます。失くしたとなると根こそぎです。真っ青です。

 

家になかったら落としてるのは確定、と頭の中で状況を整理しながら自宅に戻り、確認したらやっぱりない。ここまでくると事態が明確になるのでもうドキドキとした不安よりも何をやるべきかが湧き上がってきます。メインバンクの2行とクレカ会社に電話をして口座を止めてもらうよう依頼。ちなみに銀行はカードが出てきて再開するのも再発行になってもどちらでも窓口に届いた書類とハンコを持って手続きしないといけないそうてす。その一方でクレカの手続きは端的かつ明快。「それでは1週間から10日で新しいカードをお届けします」と話が早い。ネットで買っているやつのカード番号を変更せなならんけどそのくらいなんてことあらへん。銀行、ちょっと見習えよ。そうそう、この段階でいずれも「利用された形跡はない」とのことなのでかなり安心しました。

 

ひとまず3件の電話を済ませてから警察へ。紛失届を提出して「財布が出てきたらご連絡します。今のところ該当するお届けはありません」となり、会社に戻りました。もうこの頃の私は随分落ち着いていて、ひとまずやることやったし、出てけえへん前提でいろいろ準備していこう。連絡を待つのは1週間程度かな、と考えはじめていました。それでも落ち込む気持ちや「あの財布高かったのにクソっ」という誰に当たるでもない腹立たしさが込み上げ、どうどうと自分を落ち着かせていました。とーちゃんには「行動をちゃんとしなさい。僕なんか酔っ払ってても財布だけは気にしてる」と注意なんだか自慢なんだかを受け、シュン太郎になったりもしました。

 

ポイントカードには結構ポイント=ゼニが入っていたので仕事帰りにライフのサービスカウンターに行きました。事情を話して「免許も社会保険のカードも無いので私の身分を証明することがでけへんのです」というと、何ができるか考えてくれるライフのおねえちゃん。「とにかくポイントと入ってる現金だけ止めてくれたらいいよ」というと、「ここで新しいカードにそのポイントを移行しましょう」と登録内容の簡単な確認だけで再発行してくれました。100円の新カード代だけでスピーディーにやってくれて助かる!これはかなりうれしい出来事でした。特別な計らいやったかもしれんけどありがとうやでライフ!

 

翌日、もう気持ちも落ち着き、いつも通りに会社で仕事をしていました。お昼前に電話が鳴り、「○○さーん(私やで)、西警察からお電話でーす」と呼ばれた。うちのコのほとんどが私がやらかした事態を知っているので、「おおーっ?」と声があがり、皆が私を注目かつ耳をそばだてる中電話を取る私。はい、出てきました財布。男性が届けてくださったこと、引き取りには私の住所が書いてある郵便物を持参することなどの手続きを聞いて電話を切り、「財布出てきたそうです。お騒がせしました」と言うと湧き上がる拍手とともに「よかったですねー!」と声をかけてくれるうちのメンバー。ドラマかよ。中身がどれだけ残っているのかはわからないけど高級財布は戻ってくることは確か。平日のみの対応なので「明日の朝警察に行ってきます」となりました。

 

引き取りの手続きはかなり簡単で、あっという間に終わりました。届けてくださった男性は名乗られておらずお礼は辞退されていること、落ちていた場所の住所を警察から教えてもらいました。受け取り後に中身を見ると、現金は丸ごとなくてカードや免許証などはそのまま残っているようでした。届けてくださった方が拾った場所は私が普段行かないところで、私が立ち寄ったセブイレから西へ500mあたりでした。このことから推測すると

 

私はサラダをセブイレで買った際、先にサラダをカバンに入れてその後財布を入れた。その時の押し込みが弱く、サラダの上に載ったような状態で自転車をこぎ出した。

 

カバンは上が開いている斜めがけタイプで、カバンを無意識に動かしたり段差の弾みかの何かの拍子でカバンから財布が落ちた。私は気づかずに走って行った。

 

第一発見者は財布の中から小銭を含む現金4000円程度とJCB商品券1000円分のみを抜き取り、捨てた。

 

この財布に気づいた方がわざわざ警察に届けてくださった。

 

というのがほぼ間違いない筋だと思われます。財布を失くしたと気づいてからの2日間はまさにジェットコースターのように沈んだり浮き上がったりする心象でした。あのとき袋をケチらずにサラダを買っていたら、セブイレじゃなく違うコンビニで買っていたら、もしくはとーちゃんの注文がサラダ1つだったらこんなことにはなってなかったのかもしれません。神様からの何かの訓示なのかなあと思いつつ、「財布やスマホはカバンの中にしっかり入れる。確認する」ことを徹底していきたいと思います。Twitterでもたくさんの方にご心配いただきありがとうございました。皆さんもお気をつけくださいね。「財布とスマホはカバンの奥へしっかりと!」

 

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