十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

2017高知旅。

昨日、高知から帰ってきました。大渋滞を予測して朝8時半頃に出発し、1回の休憩を入れて4時間8分という過去最短で渋滞にほとんど巻き込まれずに到着。判断カシコやったわ。それになんといってもレンタカーのフィールダーくんの貢献度も大きかったな。今まで高知にはオンボロゴルフとパンダで行ってたので、正直内心ヒヤヒヤ。いつ何が起こってもおかしくないからスピードもそんなに出されへん。やっぱり国産車の安心感は違うなとしみじみ感じました。クーラーもよう利くよね、国産車って。

さてさて5日間に及ぶ今回の高知旅を振り返ってみます。楽しかったよー。

 

 

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10日の早朝に出発し、お昼前に到着して私たちが最初にするのは墓参り、そしてタープ建て。毎度おなじみ高知の清流新荘川の公園で遊ぶのでアジトの確保が重要です。ここの公園は最近人気で場所取りが難しくなってるので、「早く行っとかなあかんのよ」と親父真剣。そしてひとりで黙々と建ててくれます。ほんま一年で一番とーちゃんが働く日やな。

 

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これさえ建てればもう安心。今回は友人のくたりーファミリーがやって来るので簡易テントもプラスしてスペースを広げました。1日目は泳がずにこのまま置いて帰宅。さあ晩ご飯は何かなー?

 

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しぶるお母さんを説得して妹アオコと一緒に来てもらえたので晩ご飯は2人にお任せ。母手製のニンジンシリシリ(めちゃ旨!)や茄子の炊いたん、アオコによる海老のガーリック炒めなどが並ぶ初日の食卓にワクワク。さらに、

 

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お世話になってるこのお家のおばさん(通称ターン)が用意してくれた鰹も到着。すごい量よこれ。お母さんが「絶対全部食べられへんからご近所の親戚に持って行きー」とおすそ分けしてみんなでいただきました。美味しい鰹はルビー色。ほんと味が濃くてうんまかったー。

 

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お母さんや妹が毎日作ってくれるおかずはどれも素朴で美味しく、ターンもとーちゃんも喜んでいただいてました。それにこの鰻、手前のが須崎で有名なお店の四万十鰻、奥の白いのが親戚のサーくん(おっさんやで)が釣って来たものらしい。それを自らさばいてくれておすそ分けしてくれたのでグリルで焼いてわさび醤油でいただきました。身が厚くて弾力があってどちらも「うんめー!」と叫びたくなるお味。あーこれが高知の幸せなんだよねー。

 

 

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高知の幸せ、それは川。美しく澄み渡る清流に身を任せて流れるだけでお清め効果があります。友人のくたりーファミリーはこの川の公園のそばの宿舎に宿泊することになっていたので、到着するなり水着に着替えて川にイン。彼らが川で遊んだ二日間とも天候に恵まれ、川遊びは初めてという小2のボクちゃんもとても喜んで川遊びに興じていました。よかたよかた。

 

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ていうかお父ちゃんのくたりー自身がこの川にハマってよくひとりで流れてたもんね。親子で魚捕まえようとぷかぷか浮いてたり、水鉄砲で戦ったり。こんなに酒を飲まないシラフのくたりーと長いこと過ごしたのははじめてやなかろうか。そうそう私もサイゾーと一度だけ流れましたよ。相変わらずの無表情やったけど。

 

 

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犬は川にいてもほとんど涼しい場所を探して寝てました。もう80歳のおじいちゃんやから何にもせんわな。昔のようにワンワン吠えることも減り、家でも川でも車でもおとなしかったです。

 

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今回、とーちゃんが「欲しかったんよ」と購入したこのカーゴに乗せてもご機嫌やったね。このカーゴ、車から河原、駐車場から家に荷物を運ぶのに大活躍でした。「なー。とーちゃんが選んだこれええやろー?」と言うのでいちいちめんどくさいけど、重い荷物を無理せず運べて良い選択だったのではないでしょうか。

 

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あとついでにもうひとつ褒めといたろ。ペグ打ちに一過言ある親父、隣で組み立てに困ってた親子を見かねてハンマーを持って近づき、手助けしてあげてました。「僕ってすごいわ。こんなことしてあげてさ。ツイートしときー!世界に僕の素晴らしさを発信しー!」って自ら言わんかったらもっとええのにな。わかってへんな。

 

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くたりーたちとは町の居酒屋と、車で30分ほどの喫茶店にも一緒に行きました。お母さんとターンをアオコが温泉に連れていってあげたりとめいめいいろんなことができて良い旅になったと思います。なにせ天気がずっとよくてすべてがちょうどいい感じやったな。守られてるというか恵まれているという恩恵を感じました。今日はこれからフィールダーくんを返して来ます。夏休みももうおしまい。また来年の高知旅が無事で恵まれたものになりますように。みなさん良い旅をありがとうございました。

 

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4年ぶりの買い替え。

私たちはここのところずっとiPhone5Sを使っていたのですが、ガクンと電池が減るようになっていて加賀やきソウルのときに「ねーちゃんようそんなん使ってるな」と言われてようやく気づきました。買い替えどきなのだと。ある日家に帰って冷蔵庫を開けたら親父のiPhoneがそこにある。「どないしたんこれ」と聞くと「調子悪いんよ。冷やしたらええって何かで見たから」ととーちゃんがいうので「そんな都市伝説さあ」と言いながら再起動して復活させたこともありました。そう、私たちのケータイはもう限界。なので先週の日曜日、ランチがてらauショップへ行き、ひとまず 私は 7のブラックを予約。とーちゃんは態度の横柄なスタッフにキレて(笑)、SEが欲しいんよと言いながらまだ購入できずにいます。

 

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マイセブンを引き取るまでに時間があったので、カシコな私は最も気がかりなデータの移行についてあらゆる調査を実行しました。「失敗しないiPhone 7へのデータ移行」などのブログをチェックし、会社の詳しい女の子に聞き取りをしたり。新しいのを買うのはいいけどこの復元が一番面倒。我が家にはパソコンが無いのでデータのバックアップをどこにするか、やっぱりiCloudが便利なんか、せやけどあたしのクラウドは容量無いというアラートが出てるから買い足しも止むを得ん。などなど。選択と決断を繰り返し、「最悪データ全部消えてもかまへん」と腹をくくり、いざ再びauショップに引き取りへ。

 

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応対してくれたのは前回の横柄BBAではなくヤングなおねーちゃん。「お客さま、4年も使われてたんですね。なかなかいらっしゃいませんよ」と言われてびっくり。え、4年も使ってたん。そら電池もおかしなるわ。たいしたもんやで。おねーちゃんの説明を受けてプランを決め、提案されるさまざまなオプションをことごとく却下し(BBAはドーナツやらをもらうために月々400円も払わない)、ようやく新機種へチップを移行。「ねえそのチップは何なん?」と聞くと、電話やメールの引き継ぎなのだとか。なるほど、このままでは新iPhoneでは電話できるけど、復活させるにはWi-Fi環境がいるのでSNSするのは古い機種の方になるんやな。わかた。「しかしあれやね、昔は電話帳の移行はお店でやってもらってたけどもうそういうの無いんやね」というとヤングなおねーちゃんはそんなことも知らんのやろう。「今はすべてお客さまの方でやっていただいてますね」なのだとか。4年の月日をひしひし。

 

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金曜日、家に帰り、ようやくiPhone 7の登録を開始。ともかくパスワードさえ覚えてたらなんとかなもんやね。Siriに何回も声かけさせられたりしながら登録作業を進め、何とかクラウドからデータ復元が成功。割に簡単やしLINEのトークが復元しにくいという心配も見事にクリアしました。やればできるわ。カシコやわ。昨日はケースを購入して、すっかり一人前のうちの子セブンになりました。やったね。

あとはとーちゃんのSE購入やけどどうかな。本体の数が少ないみたいやからうまく入手できるかな。それよりパスワード覚えてるんやろか。なんせ4年ぶりやからなー。

 

 

 

 

フィールダーに乗って。

楽しすぎた韓国の思い出をときたま取り出してはニヤニヤしていますが、次のことも考えていかねばなりません。はい、いつもの夏休み、高知行きの準備です。うちのお母さん来るの?来ないの?問題をようやくクリアし(来てくれることになったヤホーイ)、この度初高知という友人家族と打ち合わせ(というただの飲み会)をしたりといろいろ気忙しい。とーちゃんはこっそり荷物を運ぶカーゴ(っていうのかな?)を落札してるし、炉ばた大将を持っていくと言い張るし。というのもですね、クルマがレンタカーになるでしょ?それで親父の気持ちも大きいなっとるんです。

 

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今年の初めに手放した愛車のゴルフはトランクが小さくて積める荷物も限られていました。今回、高知用にとレンタカーを探したところ結構なお値段するし、何より乗りたいクルマがない。似たり寄ったりのフェイスにハイブリッドですか。これでこの値段ですか。つまんねーって感じ。そこで親父が「かーちゃんここやったら4WDあるで!」と有り余る時間を有効に生かして私たちにぴったりなレンタカー屋を見つけてきたの。そうそう、どうせ夏の旅にクルマを借りるなら四駆がいい。乗ったことないタイプを運転してみたい。「パジェロジムニーがあるな。ジムニーやったらしんどいけどまあええやん。おもしろい」となりましてさっそく連絡をいれたところ、どちらも予約が入っててアウト。ひい。ところが「この期間でしたらカローラフィールダーをお貸しできます」となりまして、即決しました。なんせここお値段がお安いのよ。場所は遠いんやけど。

 

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「かーちゃん、実はな、僕はフィールダーになってよかったと思ってるんよ。荷物がラクに積めるやん。中も広いし言うことないで」と毎夜のように親父フィールダートーク。フィールダーと決まった途端に先述のカーゴを買い、炉ばた大将も持って行きたがるいう変化を見せたのです。あたしの唯一の心配は久しぶりの運転が右ハンドルということ。長いこと左ハンドルしか運転してなかったからさすがのゴールドでもちと不安なんだな。まあいけるか。

 

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髪もバッサリ切って軽快になったし、あとはお土産買いにいくのと酒の手配くらいか。そうそう、iPhoneの電池がヤバくなってきたので今日買い替えに行こうと思ってます。また設定し直すのがめんどくさいけどこれじゃ田舎は不安やし。ぼちぼち支度をはじめて、またこのときだけの幸せかみしめまーす。ウキ

 

加賀やきアテンダーズinソウル。

7月15(土)から7月17日(月祝)にかけて行ってまいりました加賀やきアテンダーズインソウル。私にとっては何年ぶりでしょう?な海外旅行。しかもアテンダー間違いなしのこのメンバー。今回は大阪組5人が仁川国際空港へ、東京組2人が金浦空港に入り、ソウル市内のウェスティンホテルで合流するというプランでした。ホテルのロビーで東京組を待っていたらペッスが「アンニョンハセヨー!!」と叫びながら入ってきたしな。わかってもらえるかなこのウキウキぶり。ウェスティンやで。

 

いろいろと書きたいことがありすぎてどうまとめようかなあと悩んでますが、ひとまず主だったことをピックアップしていこうと思います。長くなるよ。

 

【ニセモノ教祖】

初日の服は皆がユニクロのワンピースを着ていくことが決まっていました。涼しくてラクでええよとヨーコが勧め、皆が購入。私はたまたま同じようなのを待っていたので買わず、めいめいオレンジや紺色のワンピを買い揃えました。行きの関空に集合すると「ねーちゃん(私な)これちゃうやん!ニセモノやん!」と生地の違いを指摘されみんなブーイング。すみません。でもな、私だけ白やん。教祖やん。生地違いでもいけるやん。

 

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皆さんに伝わるかしらこの異様な感じ。特にオレンジが目立つ目立つ。ジロジロ見られる見られる。ちなみにこのワンピは私たちの中で「サティアン」と呼ばれていました。わかるよね。

 

【ソウルグルメ】

この旅の目的はグルメと買い物だけなので、いわゆる観光地にはほとんど行ってません。朝ホテルを出たら食事→買い物→食事が基本パターン。韓国に何度も行っているリーダーヨーコが厳選したお店に連れて行ってくれるというプランでこれまた垂涎のソウルグルメを堪能してきました。

 

まず初日。ホテルを出て地下鉄に乗って向かったのは「ドラム缶」と呼ばれる焼肉。ドラム缶?って思うでしょ?こんな感じです。

 

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立ち食いでとにかく暑い。ビール飲んでも汗ですぐ出る。私は暑すぎてサティアンの下に履いていたパッチ(レギンス)脱いだもんね。それでも美味しくて箸が止まらんのな。

 

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このニンニクたっぷりのタレの美味しいこと。牛肉の肉質も良くてペロリといけるんだなあ。ハサミでチョキチョキしながらペロリしてお代わりしました。7人で2万円くらいやったらしいから安さもグー。

 

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こちらは2日目の朝の干し鱈のスープ。座るなりこれが出てくるシステムで地元の人で朝から賑わってました。ご飯にキムチやアミエビの塩漬けしたものをまみえながらスープをぐび。旨み濃厚。味付けはあっさり。たまらーん。

 

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もうひとつのたまらんスープは3日目の朝のテールスープ。ここは焼肉屋さんでしたがヨーコおすすめを信じてこれにしました。たまりません。美味しすぎ。骨つき肉がゴロゴロ入っていてこの肉もカスカスしてなくてジューシーなの。最後のひとかけを「ラストミート入ります」と言わなおられんかったもんなー。

 

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2日目の昼はこちらのデジカルビ。これは豚肉なんやけど、ヨーコが勧めるだけあってタレが旨い。みんなハサミでチョキチョキするのにも慣れてきて店の人並みやったもんな。ちなみにこの肉をチシャやエゴマの葉っぱで巻いていただきます。ウマウマ。

 

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最終日のお昼はあえての中華のチャジャンミョン。じゃじゃ麺みたいなお味ですが、よくある甘くどい感じじゃないねん。深みが違うねん。ヨーコはいろんなお店で食べ比べて納得したところを選んでくれてるからほんと外れることがない。ずずっとすすってチャミスルをグビッといったらもう天国。また食べたい。今食べたい。

 

このように厳選された美味しい店だけを回れて満腹満足です。せやで、参鶏湯とか食べてないんだなー。

 

 

【唯一の観光地】

一箇所だけ足を運んだ観光地があります。それはソウルワールドタワー。何がワールドなんかわからんけどエレベーターでグンと上がるよくあるタイプの展望台ですね。これには特に期待してなかったんやけど意外と良かった。おもしろかった。ここのメリットのひとつはまず「涼しい」こと。せやBBAは暑がり。涼しければコキゲン。だからあのドラム缶焼肉がどれだけ美味しいかわかってもらえるでしょう。汗ダラダラで立ったまま食べるなんてよっぽどのことやないとBBAはやらんで。

話を戻してこのタワー、上りのエレベーターで昔のソウルの街並みが現代へ進化していく映像が流れて韓流ドラマで時代劇を見続けているBBAのハートを鷲掴み。そして一望できるソウルの街並みに釘付け。写真撮りまくり。

 

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この透明のところで欧米の人這いつくばってたな。無理したらあかんw

 

 

【本当に大事なこと】

というように出来事ベースでまとめるとこんな感じになりますが、本当に大事なことはこれ以外にあります。部屋に集まってダラダラしゃべってる時間、地下鉄の移動中に腹がよじれるほど笑い転げた「ペッスドアに顔挟まれる」事件(そしてジェジュンに腕を引かれる妄想へ)、移動中やご飯を食べてるときの何気ない会話、トイレ問題などなど。暑さ涼しさにいちいち敏感で言わなおられんのはBBAの愛嬌で、ほんと何気ない瞬間が愛おしく思い出されます。みんなが撮ってくれた写真を眺めて「あたしこんな風に笑うんやなあ」と改めて思ったな。この前の長野もそうやったけど、この年になってこんな風に遊べる仲間がいることは幸せなことです。まったく韓国語を話せず、役に立つことは何もできませんでしたが、みんなのおかげで楽しめました。ありがとう。また来年もどこかで加賀やこ!

スーツケースなの?

去年の5月に友人や妹たちと「加賀やきアテンダーズ」として福井石川旅行に行ったのを覚えていますか?あのとき「来年は韓国な!」と言いつつ解散しましたが、その韓国旅行が目前に迫っております。次の三連休に韓国で加賀やくの。加賀やいてしまうの。おほほ。とかいうてられん、あと1週間しかあらへんがな。なんとかパスポートはゲットしましたが(ほれ、ワシ結婚してから一回も海外行けてへん)なーんにも用意してへんで。こんなんでええんやろうか。

 

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そもそもリュックくらいで行けるやろと思ってたんやけどみんなスーツケースで行くという。「買い物するで。韓国海苔大量に買うで」ならしい。韓国海苔買うためにわざわざ大きなスーツケースで?と疑問に思うよね。どうしようかなあ、大きなのゴロゴロするのも面倒やしなあと思っていましたが、ここはみんなに従うことに決めました。なんちゅうてもこの旅を仕切ってくれているヨウコはひとりでふらっと韓国旅行を何度も楽しんでいるツワモノ。彼女の言うことにまずは従い、「ああやっぱりスーツケースで良かった」となることをイメージしました。

 

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ポケットWi-Fiは妹が段取りしてくれたし、両替は現地でやるらしいし、除菌シートはふたつライフで買ったし、あと何かいる? 何か致命的に忘れてるものあるかな? 行きの洋服はみんなでお揃いのユニクロワンピと決まっているので(みんな集合したら怖い絵になるで)着替えは二着ぶんでしょ? 靴はビルケンのサンダル忍ばせて、化粧品は出張のときと同じでいいし、あとは晴雨の傘か。まあなんてったってスーツケースやからなんぼでも入るわな。そうそうスーツケースはもちろん持ってなかったんやけどチングのヒロちゃん(加賀やきメンバーで今回は不参加)からいただいたのでそれを使います。ありがとヒロちゃん♪

 

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とりあえず時間がないのでスーツケース出して持っていくものはそこに置いといて前日に本格的なパッキングやな。なんかワクワクするというよりピンと来てないのが正直なところ。来週の今頃は韓国にいるんやであたし。信じられへん。それはヨウコが旅券やホテルを全部手配してくれてるからなんやろうな。ほんまおおきに。ともかくまた加賀やきまくる旅になると思います。次回の更新は韓国編かな?スーツケースで良かったとなるのか、どんな出来事があるのか、なんせ国内一泊であんなに濃厚な旅やったから予測つかん。それでは次回をお楽しみに!

JCBからのプレゼント。

随分前にまたまたJCBから「好きなもん選んでや。プレゼンするさかい」というカタログが届きました。覚えてますかね以前、米を頼もうと親父と2人で協議決定したはずなのになぜか届いたのはケルヒャーだったことを(JCBさんの間違いちゃうで、おっさんの心変わり)。なので今回「かーちゃんかーちゃん、それぞれ3つずつ決めて発表し合おうか」と言うので「2人で決めてもあんたまた勝手に変えるやん。意味あれへん」「なによ、今回はちゃんとするやん」となりまして、一応3つずつ欲しいものを候補に挙げました。ここで何かひとつでも被れば即決定なんやけど、まったく被らんのが私たちの相性を物語ってるといえよう。お互いの欲しいもの3つを互いに「こんなんいらんわー」と罵り合いながら、「もうええやん、肉にしようや」となっていたかと記憶しています。せやねん、もう前のこと過ぎて覚えてないんよね。そして少し前に「あのJCBのやつ、申し込んどくで」ととーちゃんが言っていたのはなんとなく覚えてるんやけど、結局何にしたのかはちゃんと聞かないままでした。

 

 

そして昨日。サイゾーの病院で長く待たされていたときに親父からLINE。何かしらと思いながら見てみると、

 

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JCBから届いたよーん」とある。はて、なんやこれ。あたしが選んだ美容グッズかしらと思っていたら「冷蔵庫に入らないよー」と親父LINE。あれ、肉やったかいな、魚ではなかったはずやし、結局生鮮ものにしたんかと思い、診察を終えて帰りました。ちなみにサイゾーの肝臓の数値、また上がってて、こないだご飯をAmazonで買いだめしたばっかりやのにまたご飯変えることになってチっ。お薬入れて23000円やで。泣くわ。

 

帰ってテーブルを見るとありゃ!これかいな!騙された!な展開。JCBさんからいただいたのは、私の第一希望のこちらでした。じゃーん!

 

 

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そう、レイコップ。うちはサイゾーと一緒に寝てるし、私は皮膚がポロポロめくれる病気なのであったらいいなと思ってたの。おっさんやるやん!

 

 

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さっき開けてみたけど犬はまったく興味ナシ。いくら暑いとはいえちょっとは犬らしく絡んでみなさいよ。

 

 

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うれしがりのとーちゃんがさっそく使ってみてました。これコードレスとちゃうんやな。まあコード長めやからうちのベッドでも問題なく使えそうやけど。しかし今回は私の希望がかなって良かった良かった。JCBさん、今度はうちら2人が罵り合うことなく一発で決まるようなナイスなラインナップで頼んまっせ!

 

 

わたしの死生観。

私は子供の頃から親戚付き合いが親密だったこともあって、割と多くの人を見送ってきた方だと思います。両親それぞれの祖父母、義理の母、そして私のお父さん。身内だけでも6名になり、それぞれ強く記憶に残っています。母方のおじいちゃんが突然亡くなったとき、霊安室で私と妹のアオコが一緒にいて、おじいの足首を触わりながらアオコが「おじいちゃんが冷たい」と嗚咽したこと、もう意識のないお父さんに「待ってて!すぐに行くから!」と叫んだこと。死はいつも残酷で無情で避けて通れないものであることを思い知らされてきました。死ぬということは冷たくなること。体温を失うこと。声を聞くことができなくなること。笑ってはくれないこと。いまはまだ体温のあるあたたかい犬を撫でながら、いつかこの子が冷たくなることを想像してしまうのも仕方ありません。

 

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だだ、死に対しての意識が変わってきたことも事実です。義母(とーちゃんのお母さん)が病気で亡くなったとき、ふっとお母ちゃんが私の近くというか私の中にいるような感覚になった。あ、お母ちゃんここにおるんやなと思えて、なんだか心強く感じたのです。そしてお父さんのときも「また会える」という希望すら感じるように変わっていって、またお父さんたちに会うために生きていけばいいと思うようになりました。あの人たちはちゃんと私の中に生きていて、それは一緒にいたからこその教えとか経験とかだけでなく、存在としてここに居る。私たちを見守り助けてくれている、ということをありありと感じるようになったのです。

 

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別れてしまう辛さを味わうなら誰とも付き合わない方がいいんじゃないかという極論を考えたこともありますが、やっぱりそれは違う。人と交わることはそれだけ自分の居場所をつくることであり、それが私の生きた証になる。私がいなくなっても少しは誰かの中に生き続けることができる。それが生まれてしまった、生きてしまったからこそのやらなきゃいけないことなんだと思っています。先祖から引き継いだ命を有意義なものにしないといけないという当たり前のことなんかもしれんけど。

 

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先日、有名な女性が亡くなりニュースになりました。がんに向かい、戦う姿は広く知られ、多くの人の励ましと応援を力に変えていたことだと思います。こうなってしまったことにはもちろん無念だろうし、運命を呪う気持ちになっていたやろう。でも、どこかでこれ以上逆らえないと気づいたときに、家族の中に残り続ける希望をもっていてたらいいな、と個人的には思っています。私ならあんなに強く、我慢強く戦えただろうかと振り返るし、彼女の芯の強さに改めて敬服します。もうがんばらなくていいから、私が感じたように家族に永遠に寄り添ってあげてください。生き抜く姿をみせてもらいました。ありがとうございました。