曙のうえ。
今日は朝からとーちゃんが日帰りの東京出張で、かなり遅くなると聞いていた。私のむふふなプランでは、夜の9時には家に戻って、のだめを見ながら軽いアテに缶チューハイや泡盛でやろうと決めていた。しかし夕方6時をまわった頃に「今新幹線に乗った、9時頃には家につく」というメールが届く。どーいうこっちゃい、話が違う。夜の9時まで仕事してられへん!ってことで、8時をまわったくらいに急いで家に帰った。
あるものでてきとーに晩ご飯を作り、予定通りにとーちゃんが帰宅。のだめはすかさず録画をオン!車中で缶ビールを5本あけてきたとーちゃんは若干ご機嫌気味。さてと一緒にご飯を食べ始め、いつものようにとりとめのない話を続ける。サイゾーは私たちがご飯を終わりかける空気を見計らって「ひざ載せてくれや〜、オレも仲間に入れてくれや〜」と訴えてきて、膝に乗せると満足する。そんなとき、ずっと隠していたサッカーボールのおもちゃを出したら、それまでのぐったりした表情を一変させ、きやーきゃー言うて遊び始めた。そのとき、なぜかサイゾーはサッカーボールをくわえたまま、小さい方のクッション「曙」の上にジャンプ。曙の腹の上をのたうちわまるようにサッカーボールをキューキュー鳴らし、アホみたいに喜ぶサイゾー。興奮し過ぎてサッカーボールが曙からぽろりと落ち、またそのボールを拾いにいくバカ。何度その行動を繰り返しただろう。夢中になって遊ぶサイゾーを見ながら、とーちゃんが「な、ほら、このクッション買った意味あるやん?こんなにサイゾー喜んでるねんもん」とつぶやく。
いや、そういうことじゃなくて、と言いかけて言葉を飲み込む。そんなことからすら「曙」の存在意義を確認したいとーちゃんの気持ちは痛いほどよくわかる。でもな、もう、どないいうても、このクッション大きすぎるねん!マジで。曙はええとして、小錦どうするよ、とーちゃん。