十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

誰も知らない、深夜の我が家。

昨夜は仕事で遅くなり、帰宅は深夜2時過ぎ。もちろんサイゾーも一緒の帰宅です。ふ〜〜〜、疲れた。まあお前も一杯付き合えよ、と早く寝室に行きたがるサイゾーを道連れに、泡盛のロックを一杯。テレビはオバマ大統領の就任式をライブでやっていたが、重たいので火サスの再放送をぼんやり見て就寝しました〜。



 ええ加減、寝ましょうな。3時でっせ。


そんなこんなで水曜日の今日は無理やり早く帰り、とーちゃんと一緒に晩ご飯。赤ワインを1本空けて、どうでもいい話をくたくたとしていたら、「サイゾーがな、最近ボクらの真ん中でまっすぐ寝てるんよ」ととーちゃんが言う。「へ?、ってことはうちらを入れて川の字になってるってこと?」と聞くと、「そうそう、枕にちょんとアタマ載せてな〜、ボクらと並んで寝てるんよ」と言う。ちょっと再現してみよう。



説明しましょう。手前の黒いのが私(かーちゃん)、真ん中の小さいZIPPOサイゾー、奥の大きなZIPPOがとーちゃんです。枕にアタマを載せて、2人と1匹がすやすや寝ていたら…



あ、とーちゃんが深夜に目を覚まして起きました。おそらくトイレに起きたのでしょう。さすが50歳、もうそろそろトイレコントロールも効かなくなってきています。この間、私とサイゾーはとーちゃんがトイレに起きたことなど知らず、夢の中。



用を済ませて、とーちゃんがトイレから帰ってきました。暗闇の中、目をこらすと起きたときのまんまの状態で私とサイゾーが眠りこくっていると言う。「何がおかしいん?それ普通なんちゃうの?」ととーちゃんに聞くと、「あんた何にも知らんねんな。普段のサイゾーがどんなんかが」



 少し乱れた、わ・た・し♪もね。

「例えばな〜、ボクのエリアの布団の上で寝てたりしてな〜、なかなかボクが布団に入られへんかったりな〜」



「ボクのエリアの足下で寝てて、お布団に入ろうと思ったらウ〜言うて怒ってたりするねん。もう、あんた、何にも知らんの?この状況」知るわけないでしょ、爆睡女王のわたくしが。サイゾーのウ〜ごときで起きるわけないでしょ。でもそんなだったサイゾーが、最近はまっすぐの体勢で静かに眠っていて、とーちゃんも非常にやりやすいらしい。「ってことは、今は何も問題ないってこと?」と聞くと、「まあそうやねんけどな」とテへへと笑うとーちゃん。



おそらく今夜は、昨夜の睡眠不足も手伝って、朝までまっすぐ枕にアタマを載せて大人しく寝てくれることでしょう。もちろん、私も爆睡します。




あ、ちなみに、夏場のサイゾーはさすがに暑がって、なぜかとーちゃんのアタマの上ででろんと横になって寝ることが多いそう。寝相の悪い私から避難しているのかどうか、その真意は闇の中。