十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

シャリアピン・ステーキ騒動。

月曜日の夜に話は遡りまして、8時過ぎに私家に着きましてん。とーちゃんも帰ったばかりのようで「今からステーキ仕込むから」と張り切っているよう。たまたまオージービーフの大きなステーキが安くなっていたので買ってあったの。そのステーキを冷蔵庫から出して、「玉ねぎ半分使いたい」と言う。あるよ玉ねぎ、半分ね。親父は鼻にティッシュを詰めていそいそと玉ねぎをすりおろし、仕込みをはじめた。





さらに「ソース作りま〜す」と玉ねぎを炒めて何やらはじめる親父。詳しくは見ていないが、赤ワインを入れてなかなか本格的なよう。どんなことになっていくのやら。





私も遊んでませんで。アサリとジャガイモとトマト、さやいんげんをガーリック風味で仕上げたイタリア風をスタンバイ。





いよいよ仕上げにかかり、肉を焼き上げ、ソースをからめて出来上がり。肉でっか〜!しかもいいにおい〜♪





「これはな、フランス料理のシャリアピンステーキって言うんよ」あらそう。シャリアピンってキノコちゃうかった?「それはシャンピニオンやがな。だー、かーちゃん何にもわかってへんな」えらいすんまへん。「シャリアピンっていう博士がいてな、玉ねぎと肉が好きで編み出したらしいで」とやたら物知り顔な親父。このときはふ〜んと聞いて「とーちゃん何でも知ってるね」と褒めておいた。そして昨夜、このステーキの名前を思い出せず、シャンピニオンしか浮かばなかったのでもう一度とーちゃんに聞き「シャリアピンや」と確認。ああそうそう、そんな名前やったね。明日のブログに書こうと思ってさ、と言うと続いて驚くべき一言が。
「あ、でも、自信ないから、ウィッキーで調べてな」
「・・・・・・・・・・・」えっと、それ、もしかして、ウィキペディアのことですかいな?それとも懐かしのウィッキーさん?なわけないよね、ウィキとは言うけど、ウィッキーとは初耳やととりあえず突っ込んでおくとほほを赤らめて抵抗する親父。そして今朝、とーちゃんの言うようにウィッキーでシャリアピンを調べてみた。




 ←写真がないとき何かと便利な挿入犬。



みなさんもぜひ、お時間のあるときにウィッキー(←しつこい?)でシャリアピンを調べてみてください。まず最初に「フョードル・シャリアピン」というとても有名なオペラ歌手の方が出てきます。え〜?何か違う〜と思い、もう一度調べるとありました「シャリアピン・ステーキ」が。見ると、この有名なオペラ歌手のフョードルさんが(←教授ではなかった)、日本にこられたときに歯痛で悩まされていて、柔らかいステーキをホテルにオーダーし(←牛肉と玉ねぎ好きという表記見当たらず)、日本人料理長が考案したステーキであると。とーちゃんの話はかなり間違うてましたな。まあ、ステーキの作り方は酷似していたので許すとしますか。しかしあれやね、調べものにはウィッキーがやっぱり便利やね♡(←しつこい?)