十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

それなりの楽しみ方。〜無念のハンサム〜

さて、昨日の土曜日は仕事に出て、夕方には戻って近所の和食屋さんへ。ふふ、そうなのよ、そのくらいの楽しみないとやってられへんやん?チャリンコで会社から戻り、そのままソッコーで歩いてサイゾーをホテルに預け、その足で和食屋さんへ入ったので汗びっしゃり。ふう〜、ビールが旨ぇぜと休みの夜がはじまりました。





まずは先付け。毎度のことながらしっかり仕事されてます。見てこのスイカ(みたいなやつ)。塩漬けしたウリに明太子とゴマでスイカに仕立ててあるんだねえ。奥の白いトウモロコシも、周りの粒はあま〜いトウモロコシなんだけど、中の芯は魚のすり身でしたからねえ。大将にアッパレやってくれ〜。






大阪の夏の風物詩といえば間違いなくハモ。ハモを食べて夏を感じ、夏を感じるためにハモを食べる。スーパーでよくあるのは、湯通しして辛子酢みそか梅ダレみたのなのが付いてるんやけど、ここではノンノン、炙りです。生のハモをさっと炙ってあるだけ。だからスーパーのとちがって水っぽくないんだよねえ。あま〜いの、ハモが。こんなにおいしいハモは生まれてはじめてかもしれん。






お酒はビールから日本酒にスイッチ。やっぱりこういう料理は日本酒が一番いいんだよ〜。とーちゃん好みの「きわめて冷やに近い温度」でくいくいいただきます。あ〜幸せ♪村上春樹がエッセイで、日々の「小確幸」を感じられるかどうかが人生を豊かにするみたいなことを書いてたけど、確かにそうや〜。春樹さん、今わたし、間違いなく小確幸感じちゃってます。しあわせです〜♡






これは大将が「今日はいい鮎が入ってるんですけどどうですか?徳島県で友釣りで獲れたキレイな鮎ですよ〜」と勧めてくれた鮎くん。骨を抜いて焼いてもらい、食べやすさも抜群です。よく見ればこの鮎、結構ハンサムで、友につられた無念さが表情ににじみ出ているよう。すまんなハンサムくんよ、しっかりおいしくいただくからね、とパクリ。私あんまり鮎は好きじゃない(というかいいのが当たってなかったんやろうな〜)ねんけど、これは間違いなくおいしかった!そこはかとない苦みがあるねんけどこれがまた旨い!たで酢も付けず、塩だけで十分でした。このハンサムくんにもあっぱれやってくれ〜!






うふん、鮎の骨せんべいね。全部一人でパリパリと食べてしもた。とーちゃんごめんよ〜、おいしすぎてん♪






アテのウニね。海苔にちょこんと載ったウニに塩をパラリとしてあるだけ。あ〜間違いないよな〜これ。ウニ好きの甥っ子に食べさせてあげたいけど、あいつがおったら一人でペロリして、おかわりまでするやろな〜。危険危険!
ということで最後にエビパンまで食べて、ごちそうさま〜。何にも無い三連休やけど、大将のおかげでテーマパークのようにワクワクさせてもらいました。おいしいって楽しいってことなのよね。う〜、お腹もいっぱ〜いと店を出て…






あらやだゴメンね〜。とーちゃんいきつけのバーでちょこっといただきました。もうここでだいぶゴキゲンやったよなあ、ワシ。実はあんまり覚えてないのよね。あ、確か2杯飲んだわ、ジントニックカティサーク(まだねじまき鳥がかり)飲んだ飲んだ。こうしてサイゾーを引き取り、家路についたのでした。う〜ん満足♡






【本日のおまけ:母さん、ゴメンよ】
と、家に帰ってすっかり大人しく寝た(記憶がない)と思っていたら、朝起きてビックリ!私たち、まだ飲んでいたらしい…


先日ここに書いた「1+1=3」のコルクが増殖したように一つ増えているではないか!「え?これ開けて飲んだの?」ととーちゃんに聞くと「うん」だって。冷蔵庫を見たらちょっと飲んだだけのようで、残りがあったのでひとまずホっ。お母さん、やっぱりこいつはあなたのとこにいけませんでした。。。って、うちらに喝っ!やわ。トホホ〜。