十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

キミだけに。

昨夜、とーちゃんに「玉子豆腐とオムレツと目玉焼きのどれがいい?」と聞くと「目玉焼きぃ〜!」と即答されたので作りました。するとっ









なんということでしょう、珍しくパーフェクトな出来上がり☆やっぱりアサヒのフライパンはええわ〜♪腕を上げてくれるわ〜♪











ということで、いつものようにどうでもいい話をしながら晩ご飯を食べていると、目玉焼きの進み具合が2人ほぼ同じ感じ。はっきり言うと、とーちゃんは私より後で食べたいだけ。自分が最後に食べて「あ〜おいしかった」って言いたいだけ。わかってんだよ、その魂胆。











あまりにも黄身がぷるんぷるんなので慎重に食べないと崩壊のおそれが。これ、絶対に避けなあきません。なので白身だけを丁寧に切り取りながらほちほちと食べていく私たち。「限界まで挑戦するんだヨ〜」とチャレンジャーな親父。










そんな風に私たちが卵と戦っている間、犬はとーちゃんのひざの上ですやすやzzz










ほちほちと地味な作業を続け、ついに白身を食べ尽くしてしまいました。「もう、いっちゃおうかな」と私が言うと、先に食べてほしいとーちゃんは「どーぞどーぞ」な様子。よし、行こう!










慎重に箸の上に載せて、アムロ行きますっ!な緊張感(←大げさ)。勢いよく一口でパクッと口に入れたところ、とろとろの黄身がピュっと出てしまった。ちょい失敗。「もう〜あんた何してんのよ〜。全然黄身ってもんをわかってないな〜」と黄身マスターらしい親父にたしなめられた。てへへ。











黄身マスターはそれこそ限界ギリギリまで白身を食べ尽くし、最後に醤油をタラリ。「こうしてしばらく置いて、味を浸透させるんよ〜」な仕上げにかかります。「でもさあ、白身の膜が張ってるのに、味染みるんかいな?」と聞くと、











親父いや黄身マスターはくるりと皿を回し、「ふふふ、ボクみたいなプロになると、こんな技ができるんよ。見てみ、ちゃんと味が染みるようになってるやろ」と限界を超えた断面を見せる。おお、確かに。










中から黄身の汁が出て来たのを見届けたマスターは、「今や。よし、行こう」とご決断。皿を持ち上げて丁寧に黄身を救い上げ…









「では、いただきます」と静かに黄身を口に運び…









「ナイス」とマスターにふさわしいキメポーズで締めくくっていただきました。あ〜、卵だけでいっぱい遊べたヨ。面白かった☆