2ヶ月くらい前からでしょうか、ベランダでプチトマト栽培をはじめました。ええ、もちろん親父のたっての希望です。「かーちゃんかーちゃん、一株買ったらおまけにもう一株くれはったんよ。予定狂うわあ」と言いながらせっせと土の用意をして私にスタンドになる棒を買ってこいと指示する親父。なんでやねん、そのくらい自分で準備せえやと思いながらセリアで購入し、とーちゃんの甲斐甲斐しい世話もあってすくすくと育ちました。
こちらが購入したほんまもんの株で、よく見ると小さな実がたくさんなっています。ところが
こっちはおまけの株で葉がわさわさで実は少ない模様。「これさあ、葉っぱ間引いてやらんと陽があたらんからあかんのちゃうん?」と素人意見を言うと「もうそんなんできるわけないやん、こんなに頑張ってやるのに」と腰引けた親父が言う。ええねんで、ええねんけどな、育てたいんやったらちゃんとしたりいや。あまりにもこのふた株の違いがあるので、こっちもどっちが正しいんかと思うやん。「かーちゃんはわかってないけど、この2つのトマトはそれぞれ品種が違うの!」らしい。ふーん。
そしてさっき、ほんまもんの方の株に2つだけ食べ頃の実がなってたので収穫して食べてみました。もっと皮が硬くて酸っぱいかなと思ってたけどなかなか美味しくて上出来。ほんまもんの方には色づきはじめた実が他にもあるので、この数週間のうちにどさっと食べられるかな?
私は知ってるんです。トマトの実がなるスプレーを親父がこっそり購入したことを。葉っぱ切ったり間引いたりはでけへんけど、化学的な力ではなんとかしようとするこの小心者め。なんでもええからそろそろわさっとトマト食べさしてや。期待させるから最近スーパーでもトマト買うてないんやで。このふた株の成長がどうなっていくのか、この夏の楽しみのひとつになりました。