十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

ナゾなホテル。

私はいま、出張帰りの新幹線にいます。ほんと何ヵ月ぶりやろう?な泊まり出張で、クタクタの身体を新幹線のシートに預け、ハイボールを飲みながら鶏天とマカロニサラダをつついています。さすがに車内は1列1人程度と乗客が少なく、話し声も聞こえてきません。穏やかな夜です。しかし車内で酒を買えないのは気持ち的にプレッシャーあるね。今2本目開けたけどこれで終わりってわかってるの辛いね。まあ明日から大阪はしばらく飲食店でもお酒が飲めなくなるそうなので贅沢言うてられませんが、庶民のささやかな幸せさえも絞り取られるようなこの状況どやさ。おっと、この話になると感情的になってしまいそうなので、昨夜のちょっと驚いたお話を振り返ります。

 

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今回の出張で選んだホテルは、値段が比較的安かったことと、部屋が広そうなこと、そして大浴場がついてることを評価しました。私くらいビジネスホテルを渡り歩いてくると、だいたい自分に合うかどうかサイトの情報で想像できるというもの。駅からの距離も鑑み、どこで何に許容するかを総合的に判断して決めます。昨日は仕事終わりに食べるものを買ってチェックインし、外食せずに部屋で落ち着くプランにしていました。こんな状況で関東圏の友人に会うのは憚られ、ひとりでふらっと飲みに行こうも注文だけで「あの人関西人だよ」とバレてしまうともわかっているので(そのくらい関西弁が強いあたし)、おとなしく部屋に引きこもると決めていました。ぼんやりとどうでもいいテレビを見ながら缶チューハイを飲み、アテをつつき、テーブルの上に置いていたチェックインの際に受け取った用紙を見ていたら、ある1行が目に留まったのです。というか目を疑ったのです。なんやこれ?

 

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添い寝?添い寝サービスってナニ? そもそもこんな手書きのメモを渡されることが私のビジネスホテルキャリアを振り返っても珍しいんやけど、添い寝サービス「無」ってなってることはどういうことやろう?bookingで予約したときにこんな項目なかったで?「添い寝要ります?」って聞かれてないで。てかどんな人が添い寝してくれるの? タイプ選べるの? 私が眠りに落ちるまでそばにいてくれるの? 歌ってくれるの? 話してくれるの? 一体なによ添い寝サービス!と気になって気になってまずはとーちゃんにこの写真をLINEで送って聞いてみた。でも親父の返答があまりにもおもしろくなかったので、関東の友人のいるメッセンジャー部屋でも伝えて「これ何と思う?」と聞いてみたけど皆知らない様子。普通に大人が考える添い寝って、いわゆるおねえちゃんが来てくれるよろしくないサービスやん?「呼びますか?」な世界やん?でもそんな、こんなに堂々と項目にするかね。オープンにしちゃうかね? 世田谷がググって調べてくれたところ「そういうサービスには厳しいホテルのようです」とのことだったので、チェックアウトのときに聞いてみるわと腹を括りました。

 

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どうせ関西人ってバレてるんやし恥のかき捨てじゃ、と思いながら聞いてみたら「あ、こちらはお子様のいるお客さまが追加料金なしにベッドをお使いいただけるうんぬんかんぬん」なサービスでした。おもんないオチやでしかし。それならそれで「子どもあり」とか「追加ベッド」とかにしてよ。なんやねん「添い寝」って。 しかもその回答、親父が言うてた通りで余計つまらんやろ。せめて寝落ちするまで歌ってくれるとかおもろい話ししてくれるとかそんなサービスにしてよ。ここのホテルは研修用のホテルでもあったので、おじさんの利用が多いということから想像を広げてしまった私の早とちりもあるけどやな。まあこうしてブログのネタになったし、ヨシとしたろ!