十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

スイートチェンジの顛末。

今週は水曜日から2泊3日の関東出張でした。最初は木金の一泊予定でホテルを取っていたのですが、後から水曜日にも仕事が入り同じホテルに泊まりたいので連泊をオーダー。ホテルから電話があって「同じ部屋で連泊可能です。ただし初日分は現地でのお支払いになります」との条件を承諾しました。ところがチェックインするや否やアズスーンアズ「こちらの手違いで初日の部屋が取れておりません。申し訳ありません」とのこと。はい?なんだそれ。「そのため当ホテルの最高クラスのスイートにご案内します」と切り返されて「う、うん。ほなしゃあないな」と黙るBBA。ミステイクをハイランクで補おうとするよくあるパターンとわかりつつ、まあ良しとしたろと最上階のスイートにホテルのお兄ちゃんと一緒に部屋へ向かいました。

 

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うん、広い。螺旋階段のメゾネットタイプでぱっと見は確かにハイクラスです。が。「2階はトイレとバスルームになっております」というお兄ちゃんにちょっと待った!「あのさ、やっぱり広すぎるわ。トイレが2階ってかなり使いにくいから明日は部屋を変えられるならお願いしたい」と伝えるとちょっと怪訝な顔をしてすぐに確認いたしますと部屋を出た後「明日は本来のお部屋に変更可能でございます」とのことなので、一晩だけこのスイートを使うことにしました。うーん、めんどくせー。

 

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お友だちとの食事から戻って改めて室内をチェックしたら、いろいろとわかってきた。これは2階にトイレと風呂がある不便さだけではないぞ。まず電源が少ない。部屋が暗いので電気を全開にして探すと、あっちこっちから延長コードで引っ張り出している不細工さ。イキってデロンギのポット置いてるけどこれどこに挿すねんな状態。スマホの充電場所をなんとか確保して、ふーと椅子に座る。1階には鏡がないのでこりゃ化粧するのも全部上でやるってことか。トイレには洗面台があるもののタオルがなくてどこで手を拭くの?と首をかしげる。古いホテルをリノベして無理くりええカッコに仕上げたつもりなんやろな、でもこの部屋粗だらけやでと思いつつ視線を前にやると

 

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私が座ってるこの椅子、なんか落ち着かんし座り心地悪いなあと思ってたらコケでおなじみ新婚さんいらっしゃいの椅子やん!ぷぷー言いながらこっちもコケそうやわ!誇らしく案内されたスイートやけど、所詮リノベで体裁変えただけの薄っぺらい仕様でビジホの限界やなとつくづく感じたわけです。ちなみにこの最上階には他にも部屋があって、たまたま朝に清掃中の部屋の扉が開いてたのでチラッと覗いてみたら、1階がとても狭いメゾネットでおそらく私の部屋はこのホテル一番のハイクラススイートだと思います。私にとっての満足度は低いけどね。

 

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さて2日目。荷物を運んでもらい本来のダブルルームに移動しました。手が届くところに電源がある便利さ、そこにトイレとバスがある普通。1人なんやからこれでいいのよ、充分なのよ。「スイートにしとけばクレームにならんやろ」と思ったやろホテルの人たちよ、そうはいかんのやで。学びや。もう間違うなよ。ほんであの部屋のトイレにちゃんとタオル置いときや。