十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

サイゼに初めて行きました。

新しい年になってもブログを更新せず、復活した思たら「そんなネタかいっ!」と突っ込まれそうですね。ご無沙汰しております。今のところコロナにもインフルにもかからず元気にしております。皆さまもお変わりないでしょうか。さて久しぶりのブログに書きたいと思ったのが「サイゼに行ってきた」こと。私、この年になっても行ったことがなくてなんかのついでに行ってみたいなあと思ってたのですが、とーちゃんが「今度の土曜日、行こか」と言い出した。とーちゃんはハイキング部メンバーと山を降りた後に反省会と称した飲み会によくサイゼを利用していて、結構詳しくかなり気に入ってる様子。「ほなかーちゃん、9時40分のバスで行くで」と言う。はい?朝ごはんてか朝飲みですか?「アンタは何にもわかってへんねえ。サイゼは人気やからすぐ満席になるの。朝イチに行かんと待つことになるの」なんだって。はいパイセン、何も言わずについて行きます。

 

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アーバン立地の我が家からバスに揺られて約15分にある小さな商業施設にサイゼがあります。てっきりこんな早よから来てるのはウチらだけかと思いきや、若いおねえちゃんの2人組が先にいた。アンタも好きねえ。10時になって店に入るなり親父が頼んだのは青豆、サラダ、エスカルゴ、ラム串、トリッパ。それに「白のデキャンタとキャンティボトルください」と一気にオーダー。は?と思ったけどまあいいや、ここはパイセンを信じよう。オーダーするや否やアズスーンアズ料理が運ばれてきて、このスピードにも驚き。

 

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Twitterで「みんなのおすすめ教えて」と投稿したところ、いろいろと教えてもらったのですがほとんど親父のオーダーとかぶってました。ご協力ありがとうごさいました。この青豆は女子が好きとよく聞いてたのでまあまあ期待しててんけど、うん、私の期待が高すぎたようや。白ワインのデキャンタはたった400円やで?ありえへん安さ。そこまで酸っぱすぎず悪くない悪くない。「あ、赤ワインこっちにやっとこか」と親父がキャンティボトルの位置を変える、これは?

 

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「サイゼの赤ワインはどれもキンキンに冷えてるから先に頼んで温度を上げとかなアカンのよ。できるだけ早く上げたいからこうして電灯の下に当てておくわけ」なんだって。さすがプロはやることが違う。常に先を見越して最善の行動をとる。なるほどね。「ハイキングのときなんかみんな飲むからボトル4本一気に頼んでここに並べとくんやで。なかなか壮観や」と誇らしそうに語るプロ。店の人に「もうワインはありません」と再注文を断られても「知ってるんやで、奥にちょっと高いワインストックしてるやろ?」と無理やり出させたかのエピソードもプロならでは。学ぶわ。まあここまで来たらサイゼのプロというより酒飲みの性でしかない気もするけどそこは黙っておこう。「好きなんオーダーしいや」と金を出すのは私であるのにパイセン感をバリバリに出してくるので「辛味チキンが美味しいらしいけどお腹もふくれたしエビにしよかな」と追加オーダー。親父はトリッパをアゲイン。

 

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一通り食べて何が美味しかったかというと、エスカルゴと追加で頼んだ小さいフォカッチャがよかった。あとトリッパもかなりよくできてる印象。この値段で出せるのは大手の実力。庶民の味方。すごいしありがたいなあと思う。トイレに立つたびに他の人のテーブルを見るとドリアを頼んでる人が多いようでした。よく聞く人気メニューやもんね。辛味チキンとドリアは次回の楽しみにしましょう。

 

追加で赤のデキャンタを頼んでお値段5500円。ありがとうサイゼ。とーちゃんがサイゼ好きなのはハイキングの飢えきった身体で入ってすぐに酒や料理が出てくるスピード、遠慮なくがっついて食べて飲める安さ、それなりの美味しさとメニューのバリエ、ファミレスならではの居心地にあると読みました。その状況ならなおさらパラダイスや。店を出てみると、案の定待ってる人が結構いて「ほらな、朝イチに来て正解やったやろ?」とパイセン。へい、次回も朝イチですね。了解。ちなみにエスカルゴを食べながらカタツムリの養殖について盛り上がり、親父いやプロから「地球上の生物の中で最も歯の多い生き物がカタツムリなんよ」と豆知識いただきました。学ぶわ。