十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

とーちゃん、かっちょい〜!マメオ編。

ハイリキ旨い!

昨日の土曜日、早朝から日帰りの東京出張だった。朝の10時に舞浜のベイヒルトンに入らなければならず、逆算すると6時15分新大阪発新幹線に乗る。って〜ことはとさらに逆算すると5時半に家を出る→4時半には起きなアカン…えー!起きれるかなあ、土曜日なのにぶつぶつ…と金曜日の夜とーちゃんと酒を飲みながら話していると「あんたー、ちゃんとしたホテル行くんやからきちんと準備しときや〜」という。大丈夫大丈夫、こないだ買った新しいスーツ着ていくし、と余裕をかます私。早く起きなアカンからさっさと寝るわ〜とサイゾーを連れ、お先に寝室に入った。
朝4時半、3回目くらいのアラームでやっとこさ目覚め、いやいやながら起きてリビングへ。うわ、真っ暗や、夜やんまだと思いながらお茶を飲み、タバコに火を付ける。ん?ワシのスーツのジャケットこんなとこにかけてあるわ。ふ〜ん。さ、風呂入ろと思い着替えを出しに行くと、今度はスーツのパンツが掛けてある。その後、風呂から上がって準備をすませ、荷物の用意にかかるとリビングのテーブルの上に、腕時計、本、ZIPPO、眼鏡が揃えて置いてある。留めによく見ると靴までちゃんと揃えてある。そう、これは全部寝る前にとーちゃんが準備してくれていたのだ。
「あんた〜、準備できてる〜言うけど何にもできてへんかったやん」と起き抜けのお小言。スーツのタグを外し、ガムテで埃を取り、ZIPPOにオイルを入れ、車中で読む本をセレクトし(←気持ち悪いジャンルじゃないやつ)、靴をぴかぴかに磨いてくれていたのだった。「とーちゃん、サイコー!」と喜ぶ私。「あんたな〜それなりのホテル行くんやったら、靴汚れてるの恥ずかしいで。もう、きちんとしぃ〜」
そうして完璧なルックで東京に行き、仕事を済ませ、急いで新幹線に乗り込んでプシュっと缶チューハイを開ける。ふう〜、疲れた。大阪に着いたらとーちゃんが好きなおかずを買って帰ろう。何がいいかなあ…と考えながら深い深い眠りについたのでした。

あ、もちろん、おでこにお団子で行ってませんから。ご心配なく。