十杯機嫌 〜飲んで飲んで、たまに犬〜

酒好きふたりと酒嫌いな犬。

白ワイン5人衆。

5人衆

マサオがうちに来てから、とーちゃんのワイン熱はどんどんヒートアップし、マサオには18本しか入らないというのに毎週ワインが届いている。私はよくわからんが、とーちゃん曰く「うちはかなり白ワインが充実してる」らしい。その面々がこいつら5人衆。
1.イタリア モンフェラートのESTROSA2004(←これは私が好きなエビちゃんの兄弟)
2.アメリカ カレラシャルドネMt.Harlan1996
3.スロベニア エディシムチッチCORISKA BRDA2004
4.イタリア DALFARI2004
5.フランス ミュルソー1981
ふーん、いろんな国からようお越しやな〜。で、この5番のミュルソー、実は前々からかなり気になっていた。ミュルソーはそんなに安いワインじゃないし、まして1981て。20年以上も前のミュルソーやで、いくらで買うたんやろ。気になるので聞いてみると「これはかーちゃんの誕生日にって思って買うたんよ。値段?それは言われへん。まあいうならば、清水の舞台から転げ落ちるような感じかな」と言う。とーちゃんが清水の舞台からころころ転がっている姿を想像してみるが、値段はちぃとも浮かばない。
で、この前、ワインを1本空けて泥酔のとーちゃんに、もう一回聞いてみた。「なあ、あのミュルソーさあ、なんぼで買うたん?」「んっ?それは言われへん」「ええとこ2〜3万やろ。あんたが3万以上もワインに費やせるほどの根性があると思われへん」「それはどうかなあ」「言うてみ、怒らへんし」「…、あれはな、8万円した」「は、は、はちまんえん〜!!どこにそんな金があるねん!!そんなにワインに金かけるんやったら、ギャルソンで服買うてくれや!!」「怒らへんって言うたやん〜。かーちゃんにこのカレラと飲み比べさせてあげたかってんもん〜」はあ、このおっさん、ど根性あるわ。今度清水の舞台から突き落としたろ。